おはようございます 江戸散歩です

日枝神社、山王祭りの花形といえば祭礼行列 神幸祭です


日枝神社は太田道灌が江戸城に移築したと言われています
江戸開府後江戸場外へ移りましたが、徳川将軍家の産土神と考えられる位崇められました

祭礼の神幸祭の際には江戸城内に入ることが許された唯一の祭礼です

神幸祭は山王祭最大の盛儀で、優雅な格調高い御列は、都心に華麗な王朝絵巻を繰り広げます。 神威ひときわ輝く御鳳輦二基・宮神輿一基・山車三基が、王朝装束に威儀を正した総代役員や氏子青年に供奉されながら、氏子区域を巡幸します。 供奉員総勢約500人・御列は300メートルに及びます。(山王祭りHPより)



神幸祭の開始を案内するお囃子の先導車です
藤の花を纏ったお囃子カーはお祭りの雰囲気を盛り上げますね





行列のトップバッターは諌鼓鶏(かんこどり)です
日枝神社の神様の使いは猿で当然一番山車は猿でした
将軍のお声がかりで鶏になったらしいです
神田明神祭の白い鶏に対して山王祭りは五色の鶏になったそうです





諫鼓とは、中国の伝説上の聖天子が、その政治について諫言しようとする人民に打ち鳴らさせるために設けたとされる鼓のことです

よく見ると太鼓には龍が描かれています
行列の際には撮影で精一杯でこのように装飾のことを確認出来るのは後から気が付きます
実物の美しさをカメラで認識出来るようになれば良いですね



祭典副委員長の乗る馬は神馬?ですか





獅子頭がやってきました

この獅子頭は高麗狗(こまいぬ)の獅子なのでしょうか






2番目の獅子頭 
高麗狗もしくは狛犬は元々一対ですから2対ありますね




御神馬(ごしんめ)がやってきました

奈良時代から祈願のために馬を奉納する習わしがありました

しかし、小規模な神社では馬の世話などが重荷になることと、高価であり奉納する側にとっても負担となることから絵馬などに置き換わったそうです

神馬を調べているうちに絵馬に行きつきました
ブログをやっていると勉強になり知識がどんどん増えていくのは良いことだと思います



権宮司さんがやってきました





権宮司とは

神社内での役職順位を職階という。神社の規模や由緒によって異なるが、一般的には、宮司(ぐうじ)・禰宜(ねぎ)・権禰宜(ごんねぎ)が置かれている。原則として宮司・禰宜は各神社に1名ずつである。別表神社の一部では、宮司の下に権宮司(ごんぐうじ)を置いている。簡単にいえば、宮司は神社の代表者、権宮司は副代表、禰宜は宮司の補佐役、権禰宜は一般職員である
(wikiより)

高円宮典子様と出雲大社の神官の千家国麿さんとの婚儀が整ったことが報道されました
千家さんは禰宜職で給料は25万程度だそうです
この数字にはちょっと驚かされました  正直安いですね





童女(どうじょ)さん達の登場です






楽人 御一行です
「がくじん」と読みます 雅楽を演奏する人々をいいます
雅楽の特徴的な音色を竹を寄せ集めて使う「笙」(した)ですが、目の前で聞くのは初めて!良い音です





錦旗(きんき)
官軍の旗という意味らしいですが、日枝神社と何か関係あるのでしょうか?




江戸時代の神幸祭の風景です
色の少ない江戸時代には華やかな賑わいがあったんですね



続きます