おはようございます 江戸散歩です

久し振りの週間江戸ネタ

実は、散歩のネタ切れになってしまい、週間江戸シリーズ復活となってしまいました

第8号の表紙はこうでした




徳川3代将軍「家光」の秘話が紹介されています



さて、8号の暮らし大全は下級武士の内職事情です

物価は上がれど給料据え置き、土地はあっても売るに売れない。
自宅待機を命じられ・・・とくれば、もう内職しかない。
江戸の下級武士の世知辛い懐事情です



現代の公務員と同じように、江戸の武士達も禄(給料)をもらって生活していた

米が第二の通過であった江戸では、禄は米で支払われ、武士はこれを通貨に交換し、生計を立てていたのである

やがて、武士に代わって禄を換金し、その手数料で稼ぐ「札差」という商人が現れた


物価がどんどん上がっても給料はそのままだったので武士の生活はカツカツで、
翌年の禄を担保に札差に借金する者も現れました


では、江戸時代では内職に見切りをつけ、組織で作業をするようになった

主な職業は

青山の鉄砲百人組の甲賀組の傘張り

牛込弁天町の鉄砲百人組の根来組の提灯つくり(浅草寺の本堂の大提灯も牛込産だったと言われている)

千駄ヶ谷の伊賀者は鈴虫の繁殖があります

大久保百人町の伊賀組みの鉄砲百人組が始めたツツジの栽培


伊賀・甲賀・根来といった忍者軍団は戦がなくなり、諸国を歩き回り情報を収集する仕事がなくなった為この様に内職に従事して収入を得ていたようです













イメージ画像



江戸で貧乏だったのは下級武士だったかも知れないです
華やかな武士とは違い、本当の所は明日食うのにも困る身分の下級武士は大変な様子が判ります