おはようございます 江戸散歩です

江戸城三十六見附シリーズ 15回目となりました

大手門は江戸城の入り口です 現代でいうと正面玄関になる重要な門です

江戸城へ登城するにはここから場内に入ります

大手門
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江戸城の典型的な枡形櫓門です
正面の高麗門の入り口を狭くしているのは敵が一気に攻め込まれない様工夫がされています
高麗門から渡櫓門までは一直線ではなく、右へ曲げるようになっています
これも敵が一気に攻め込まれなくしてあり二重の構えです

万が一、敵に攻込まれても枡形広場で足止めとなり渡櫓の格子窓から鉄砲で狙われますので
万全な防御が成りたちます

この大手門は伊達政宗が建造を買って出たそうです



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皇居東御苑の入り口でもあります

東御苑出入り口としては大手門、北桔橋門、平川門 の三箇所ありすべて入場無料です



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この画像は震災後の4月に撮影した大手門です 

漆喰壁など剥がれ落ちた模様で修復工事に入っています 暫く大手門には来ていないので
現在の状況などは判りません


平川門
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この門は色んな呼び名があります

『平河門』 この辺りは平河と言う川が流れていました 度々川が氾濫する問題児の川の為、幕府がこの川の流れを変えて神田川へ付け替えました 当時の平河村にあった平河天満宮が現在の最高裁裏の平河町にあります
江戸城外掘り内にある貴重な神社です

『お局門』 大奥の女中が出入りしています 時の大奥の権力者である春日の局でさえ、息子の屋敷へ行った際に長居をしてしまい閉門時間に遅れてしまいました 
春日の局といえども規則は破られず朝まで外で夜明かししたそうです

『不浄門』 江戸城内での罪人や死人を運び出す門とされています 生きたままこの門を出たのは浅野内匠頭と絵島とされています



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現代の平川門
帯曲輪が外の竹橋門に向けて長く延びており、平川濠と天神濠に挟まれた通路はコの字に折れ曲がり、複雑な構造になっています これも戦略的な意味があるそうです


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ここが平川門内にある不浄門です ここが帯曲輪と繋がっています


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平川橋の欄干の疑宝珠は、昔の二重橋にあったのもを移したといわれ、慶長(築城時)と寛文の銘があります


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