伊藤若冲と聞けば、綿密で幻想的な花鳥画を

思い浮かべる人が多いかと思います。


卓越した画力&世界観の構築力。

ド天才です。変態性すら感じます。


今回は、鳥以外の絵を。



江戸時代のカワイイ絵

「伊藤若冲/野菜涅槃図」

週間アーティストジャパン20より撮影


この野菜涅槃図は、仏教説話の一場面、

釈迦入滅を描いた涅槃図のパロディです。

若冲は京都の人なので、京野菜ですね。


大根(釈迦)が、セクシー大根であることに

着目しましょう。


江戸時代のカワイイ絵


参考までに、野菜じゃない涅槃図を。

あらゆる人・動物たちが集まってきたとされています


※↓は若冲の作品ではありません。



江戸時代のカワイイ絵

中野区教育委員会出版「中野区の仏教美術」より

転載されていたものを、宝山寺HPより転載

「幕末の修羅絵師 国芳」より撮影



江戸時代のカワイイ絵

浅倉当吾亡霊


お姉さんたちが、イイ顔してます。



江戸時代のカワイイ絵

猫の当字 なまづ


国芳は猫が大好きで、何匹も飼っていたそうです。



江戸時代のカワイイ絵


新潮社「幕末の修羅絵師 国芳」より撮影


歌川国芳は、江戸末期の浮世絵師。

妖怪図や、武者絵、遊び絵などで有名です。


↓探偵ナイトスクープで、これの実写人間版を

つくっていました。

ちゃんとできていて、感心した覚えがあります。



江戸時代のカワイイ絵

みためはこわいが、とんだいいひとだ


↓天保の改革の際、役者絵を禁止されたため、

「壁の落書きを真似しました」と言い張っていた

似顔絵。


江戸時代のカワイイ絵

荷宝蔵壁のむだ書き 月もといなばの助

ニャロメ?最下部の女性が不審ですてき・・。



↓「化物忠臣蔵」より。


江戸時代のカワイイ絵




湯本豪一様編「江戸漫画本の世界」より撮影


お酒を飲む人たちのパラダイス。

盃をすする人の口が好きです。


江戸時代のカワイイ絵


大ダコ。

どうみてもタコに襲われていますが、

嬉しそう。


江戸時代のカワイイ絵


歌舞伎の「信田妻」を題材に。

人間に化けた狐を罠にかける。



江戸時代のカワイイ絵

餌に大興奮



江戸時代のカワイイ絵


鳥獣戯画千代紙は、小林一夫様著「日本の文様/江戸千代紙文様」

鳥羽絵は、湯本豪一様編「江戸漫画本の世界」

より撮影


18世紀前半、大阪で「鳥羽絵」と呼ばれる漫画本

(世界最古の漫画本といわれる)が登場し、大流行しました。

手足の長い、デフォルメされた人物画で、

「鳥獣戯画」の作者「鳥羽僧正」にちなんで呼ばれたものです。


↓これは、鳥獣戯画をモチーフにした、江戸千代紙。

一匹ごとに名前が・・。



江戸時代のカワイイ絵



これが鳥羽絵。「かみゆい」



江戸時代のカワイイ絵


鳥羽絵欠び留/竹原潮斎



江戸時代のカワイイ絵

鳥羽絵の人は、どんな状況でも満面の笑み。

なんだか危険な香りがします。


「しゃぼん」

江戸時代のカワイイ絵


日本の美術第31号 宗達 より撮影


俵屋宗達は、京都の画師。

華麗な扇面画や屏風画を残しています。


有名なのは、なんといっても

「風神雷神図屏風」でしょう。

尾形光琳は、俵屋宗達の影響を受け、

この絵をリメイクしています。



江戸時代のカワイイ絵


俵屋宗達の風神雷神図屏風


どうしてこんなに有名なのか。


「風邪、ひいてまんねん」

のCMに刷り込まれたせいでしょう。


脳内で同じ絵に変換されていましたが、

今みると、結構違いますね。。


↓改源のど飴


江戸時代のカワイイ絵


↓雷サマたちはさておき、

  気になるのは、この人たち。



江戸時代のカワイイ絵


舞楽図屏風より


派手な衣装で、楽しげに

輪になって踊っていて、

とてもいいです。



文化庁監修「日本の美術10」No.53光琳より撮影



江戸時代のカワイイ絵

達磨図


「いやーん」

・・オネエさんにみえます。



江戸時代のカワイイ絵


竹虎図


やんちゃそうな表情。



江戸時代のカワイイ絵




文化庁監修「日本の美術10」No.53光琳より撮影



江戸時代のカワイイ絵


寿老人(=福禄寿)は、長寿の象徴。

とってもおめでたい。

たまにお寺などに像がありますね。



江戸時代のカワイイ絵


頭が長いのは、コーン・ヘッズの一味だからでは

ありません。



江戸時代のカワイイ絵

参考に。九段下には、ハレー彗星来訪記念!の

寿老人像があります。

最初みたとき、なにかと思いました。

一段と頭が長いですね。

流れ星をイメージしたのでしょうか。


寿老人は、南極老人星の化身といわれています。

ちなみに南極老人星とは、ハレー彗星のことでは

ありません。







浦島太郎は、カメの上で、ちょこんと三角座りをして、

連れていってもらいました。



江戸時代のカワイイ絵


みやもとさんに似ていると思います。


↓こちらも




江戸時代のカワイイ絵



内田啓一様著「江戸の出版事情」より撮影

江戸時代のカワイイ絵

曲亭馬琴/南総里見八犬伝/表紙

国文学研究資料館



南総里見八犬伝は、日本版水滸伝のようなお話。

わりと血みどろの長編大冒険大活劇なのに、

表紙がマイルドです。


江戸時代のカワイイ絵


江戸時代のカワイイ絵