竜が最後に帰る場所 | 江戸むらさき 野村オフィシャルブログ『Men's クラブ』powered by アメブロ

竜が最後に帰る場所

自宅待機を要請されている中、皆さんどうお過ごしでしょうか?


俺は台本書いたり、ウクレレ練習したり、ゲームやったり、そして読書したり




なかなか充実してるな!


充実のセカンドライフだな!


という事で、積読本を次々に制覇しております


今回、ご紹介するのは…




恒川光太郎の「竜が最後に帰る場所」です



恒川光太郎といえば「夜市」でしょうねぇ〜


直木賞候補にもなったし、何より俺は相当面白かった!


そっから「いや、完全にC3POじゃん!」の"金色機械"とかも読んだもんなぁ


さて、それはさて置き今回の作品、どんな内容かと言いますと…


恒川光太郎らしいファンタジーの短編集です

・風を放つ
・迷走のオルネラ
・夜行の冬
・鸚鵡幻想曲
・ゴロンド

の短編5つ


タイトルの「竜が最後に帰る場所」はゴロンドの内容の事を指してるんだけど、俺的に良かったのは…

“夜行の冬"だね


冬の夜に、真っ赤な帽子と真っ赤なコートを着た骸骨にガイドされて、人気のない場所を歩く

家に帰ると、今までとちょっと違った人生が待っている

もう夜行に行かなければ、その人生を…、また夜行に行けば、また違った人生が待っている


いつ止めるか、いつまで続けるのかで、主人公の人生が変わる


的な話なんだけど、ファンタジーかつホラーっぽいのが恒川光太郎らしくて好きな作品です


"鸚鵡幻想曲(オウムげんそうきょく)"も、オチが綺麗で良かった


まぁ〜、この本も面白いけど、恒川光太郎に興味を持った人がいたら、とりあえず「夜市」を読んでくださいよ!

ファンタジーでホラーで、伏線バリバリに回収する本当に面白い作品だから!

短編の1つだから、読みやすいしね


こんなご時世、家で本を読んでみるのも良いのではないでしょうか



よかったら、読書の参考にしてください