ノースライト
バッグの中にいつも本は入ってるのだけど、ハードカバーはデカいし重い
なので、自宅待機している今がチャンスという事で、何度か挫折したコイツを完読しました
今回ご紹介するのは…
横山秀夫の「ノースライト」です。
そんな横山秀夫が書いたノースライト、帯には…
"横山ミステリー史上 最も美しい謎“
という文字が…
ふむふむ、興味そそられるねぇ〜
では、ザックリ内容行ってみましょう!
主人公は一級建築士の青瀬。自身の代表作になるような、北からの光が家の中を照らすY邸
新しい自宅を前に、あんなに喜んでいた施主は、Y邸に住む事も無く忽然と姿を消した…
電話機以外に家具もない無人の家に、ただ一つ置かれていた「タウトの椅子」。
この家で何が起きたのか?
施主はどこへ行ったのか?
そして、タウトの椅子の意味は?
って感じかな
本を読むと時の俺の楽しみの一つが、作品の中に出てくる場所や建物、武器や人をネットで調べながら読むのが好きなのよ
今回は、一級建築士が主人公だから知らない事だらけで調べるの楽しかったなぁ〜
ブルーノ・タウト
カウスマン邸
桂離宮
旧日向邸
などなど
建築の勉強してる人や仕事してる人はこうゆうのを学ぶんだ!と、知らない事を知れた喜びがありました
やっぱりミステリーというと、イコール殺人って感じになるだろうけど、今回は違います
消えた施主を追う過程で、タウト(実在の建築家)の作品や心情に触れたり、関係無い者同士が意外にリンクしてたりと、大きな事件は無いけどなんか引き込まれる
しかも伏線をしっかり回収してくれるから、後味も良い
おじさんとおじさんの友情って言ったら、薄っぺらくなるような複雑な感情も深くて滲みたね
さすが横山秀夫でした!
よかったら、読書の参考にしてください