“梟の城”
前回読んだ“国盗り物語”で歴史物にグッときた俺は、立て続けにコイツを読んでみた。
直木賞も受賞してるし、間違いないっしょ!
司馬遼太郎の“梟の城”。
物語は、織田信長によって伊賀の里が滅ぼされ、その生き残りの忍者・重蔵と五平のライバル関係の二人が主役。
重蔵は、織田信長に代わり天下人となった秀吉を恨み、暗殺を企てる。
一方、五平は忍者に嫌気がさし武士になる。
そんな二人の戦いに、二人の師匠の娘・木ざるや、甲賀忍者の末裔・小萩が絡んでくる。
ザックリとこんな話で、進んで組んだけど、オチが秀逸だったね。
“ハァ〜、なるほど!こうゆうオチは気持ちいいね!”
歴史ロマンで言うところの、服部半蔵が松尾芭蕉だった。
なんて感じの独自の解釈というか、司馬遼太郎的な“だったら面白いな”がある。
落とし所として、非常に綺麗だね。
ただ読み終わって、凄いビックリした事がある。
“梟の城”は何度か映画化されてるから、どんな感じで映像化されてるのかなぁ〜?とyoutubeをチラッと観たら…
主人公を重蔵(シゲゾウ)ってずーっと読んでたんだけど…
ジュウゾウでした…。
よかったら、読書の参考にしてください。