“教場 2”
単独ライブの為に、空いてる時間はネタを考えなきゃいけないんだけど、現実逃避の読書が進んで進んでしょーがない。
参ったね。
つー事で読書感想文ですよ。
長岡弘樹の“教場2”です。
この作品は、週刊文春ミステリーベスト10・1位、このミステリーがすごい!2位になった“教場”の続編です。
数々の賞に輝いているだけあって“教場”はメチャクチャ面白かったのよ。
それの続編だから、即買いでかなり期待度も高い。
簡単なストーリーは、警察学校の話。
警察学校を舞台に、生徒目線の短編が6つ。
殺人事件は起きないものの、謎があって、答えがあって、理由がある、ちゃんとしたミステリーです。
そのミステリーに華を添えるのが教官の風間。
この風間がバケモノ級の切れ者で、生徒の悩みや嘘を見抜き、解決へと誘い。
でも、コナンくんや漫画の金田一一みたいに正義感全面押しじゃなくて、ねちっこくて遠回し。
真綿で首をゆっくりと絞める感じが、これまたいいのよねぇ~。
中でも、1話目の“創傷”は痺れたねぇ~。
はい、風間が帰ってきましたよぉ~って思える話。
途中で生徒にしていたアドバイスが、話の後半にグッと効いてくる。
そして、相手をジックリ追い詰めていく。
警察学校という閉鎖された空間で、しかも事件もそんなに華やかじゃない。
でも、そこに嫉妬や妬み、怒りやトラウマなんかが入り混じって、まぁ~正義の味方のお巡りさんになる人も、人間だなぁ~て思える。
教場から話が続いてる訳じゃないから、この2からでも読めます…
が、俺的には1の方がオススメです。
よかったら、読書の参考にしてください。