“殺人鬼”
すげぇ久しぶりに読書感想文です。
6月の単独ライブ、8月のコメディフェスティバル、9月のモーレツカンパニー本公演と、覚える事が沢山あって、とても本なんて読んでられる状況じゃなかったけど、やっとひと段落したんで、読書再開。
ネットで、評判の良かった本を早速読んでみました。
綾辻行人の“殺人鬼”です。
ストーリーはシンプル。
双葉山にキャンプにきた“TCメンバーズ”。
TCメンバーズとはどんな集まりなのかは、後に判明。
そのメンバーが、謎の殺人鬼によって、次々と惨殺されていく。
果たして、殺人鬼とは誰なのか?
生き残るメンバーはいるのか?
という、ホラーの教科書に書いてあるような、スーパースタンダードな流れ。
しかし、叙述トリックって聞いてたから、それが全部フリになるんだろうと、ワクワクして読み進めた。
キャンプファイアでの怖い話。
イチャつく為に、集団を離れる男女。
殺人鬼を面白がるオタク。
まぁ~読めば読むほど、ありがちな話。
そして、お待ちかねの大どんでん返し!
ってのが、まさかの肩透かし…。
叙述トリックの王道中の王道、スタンダード中のスタンダード。
夢オチくらいの肩透かしを食らったね!
とは言え、1990年に初版が出たという事だから、手法が古いのはしょうがない。
叙述トリックを読んだ事がない人は、こうゆうパターンもあるんだね。という意味で読んでも楽しめると思います。
よかったら、読書の参考にしてください。