“ナミヤ雑貨店の奇蹟”
いやぁ~、久しぶりの読書感想文です。
久しぶりになったのには理由があって、実は前回の読書感想文と今回の読書感想文の間に2冊読んでたんだけど…
2冊共、まぁ~内容が入り組んでるは、話は頭に入って来ないは、多重人格が沢山出てくるは、記憶に残らないは…で、読書感想文ナシ。
いや、読み終わった直後でもどんな内容だったか思い出せないんだからね。
そんな本が続いたもんだから、とにかく間違い無い本を読みたくなった。
故に安心安全なコレを選んだ。
東野圭吾の“ナミヤ雑貨店の奇蹟”。
もう絶対面白い‼︎
東野圭吾って事で間違いないし、結構前に話題になってるから、安パイと分かっていながらも選びました。
さて、内容なんだけど多少入り組んでます……とは言え、東野圭吾なんで読みやすいです。
悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家は、かつて悩み相談を請け負っている雑貨店だった。
そこで朝になるのを待つ3人。
廃業しているはずの店のシャッターから、突然ポトリと手紙が投函された。
驚く3人。
それは時空を超えて投函された過去からの悩み相談の手紙だった。
そんな感じ。
全5章に分かれていて、それぞれに悩みを抱えた人が存在する。
でもその5章がリンクし、尚且つ過去と現在がリンクするんだねぇ~。
これねぇ、ハートフルでヒューマンドラマでしょ?
それだけでも泣けてくるのに、ファンタジーが乗っかってくるから、過去と現在でやり取りできちゃうの‼︎
んまぁ~泣ける‼︎
電車で二度ほど、涙流れるほど泣きました。
これはマズイと、ラストは家で読んだんだけど、正解だったね。
涙で文字が読めませんでした…。
ナミヤ雑貨店と児童養護施設“丸光園”が軸になるんだけど、よくもまぁこんなに布石打って回収して、縦軸と横軸繋げるもんだなぁ~、東野圭吾さんよぉ~。
“本当に過去と現在が繋がってるか、試してみようぜ!”と白紙の便箋を試しにポストに入れる現在の3人。
それが過去に飛び、ナミヤ雑貨店の老店主がその白紙の便箋に対して、回答を書く。
それを現在の3人が受け取って読むんだけど…
はい、これで涙腺崩壊ね。
もちろん話が出来すぎてる感や、都合が良すぎるってのもある!
だからなんだよ‼︎
そもそもファンタジーなんだからいいじゃねぇ~かよ!
と辻褄が合わないと冷めてしまう俺でも、気にならない素敵さがありました。
やっぱり、迷った時は安心安全の東野圭吾だね。
よかったら、読書の参考にしてください。