違和感。
ここに某牛丼チェーンの何の変哲もない牛丼がある。
しかし、本当に何の変哲もないだろうか?
見落としているだけで、ちょっとした違和感があるのでは無いだろうか?
それはなんだ?
紅生姜がタダだからって取り過ぎた事?
否。
“某牛丼チェーン”とか濁してんのに、右上の伝票に“𠮷野家”って書いてある事?
否。
向かいの席に座ってた女の子も、ある意味オカズだね?
否。
否!否!否!
まるで分かってない‼︎
あるべきものが無い事に、何で気付かない‼︎
そう!
卵が付いていないではないか!
それは、注文し忘れた訳でも、店員さんが忘れたのでも無く…
無くてイイのだ‼︎
そう、野村浩二はついに“卵無しで牛丼を食う”という領域に足を踏み入れたのである。
分かるよ、生卵を溶いて、ジュルジュルっと肉とご飯を流し込む……まぁイイでしょう。
しかし、その時代も経て俺は生卵を無くし…
肉本来の味を楽しむ!
そこに辿り着いたのである。
生卵無しに比べたら、多少喉への引っかかりがあると思う。
それでイイ!
それでイイのだよ!
ユックリと肉、そして米を咀嚼して、喉を通過するのを感じながら嚥下する。
それでこそ、牛丼の楽しみ方なのではないだろうか‼︎
皆さんも一度、生卵を無くし、肉の味、タマネギの甘み、米の旨みを堪能してください。
野村浩二からのお願いでした。
おぉ~っと‼︎
“え?普段から生卵入れないけど。”
とか言うのは野暮だぜ。