“ユリゴコロ”
およそ1月半振りの読書感想文です。
まっ、そりゃそーなるわな。
ずっと舞台稽古があって、その間にUndies For Battleがあって、舞台の台詞覚えたり、ネタ考えたりで本読む時間なかったもんね。
舞台もライブも終わって、やっとひと段落して読み終わったのが…
沼田まほかるの“ユリゴコロ”。
だから…
感情移入しきれてないよね…。
あれ?これ誰だっけ?
え?なんで今、そんな場所にいるの?
これは…姉妹だっけ…?名前似てっけど…。
そんな探り探りで、読み進めました。
もはやどんな情熱でこの本を購入したかも、忘れちゃったよね。
でも、とりあえず読書感想文を…。
まずあらすじだけど、ヒョンな事から主人公の亮介が実家のタンスの奥から“ユリゴコロ”と題された4冊のノートを見つける。
なんの気無しに読んでみると、それは殺人に取り憑かれたある人物の告白文だった。
そのノートの中の主人公は殺人衝動をごく自然な感情とし、いつからかユリゴコロと呼び始める。
告白文の中にある“私”は誰なのか?
その告白文は真実なのか?フィクションなのか?
読み続けるウチに、徐々にある人物が特定されていく。
死期が近付いている父親に問い詰めると、意外な事実が‼︎
まっ、こんなもんかなぁ~。
前半読んだの1ヶ月くらい前だから鮮明には覚えてないけど、このあらすじで間違ってないと思います。
基本的にミステリーだから、謎解きなんだけど、そこには深い愛であったり、真の家族愛なんかが散りばめられてるのよ。
結構忘れてて、文章に出来ないからポイントだけ箇条書きするね。
・亮介が経営するドッグラン&カフェに勤める年配の女性・細谷さんの亮介に対する想い。
・亮介が小さかったある日、突然母親が別人に入れ替わったという錯覚。
・告白文に出てくる男性と父親の奇妙な共通点。
・亮介が想いを寄せる人妻のDV旦那の謎の死。
こんなをが入り乱れて、この本を構成しています。
告白文にも引き込まれるし、現実での亮介の生活にも引き込まれる。
賞も受賞してる秀逸な作品なんだけど…
如何せん、間が空き過ぎた…。
一気読みすれば、もっと楽しめたし、クライマックスシーンでもっと驚けた。
是非、一気読みをオススメします。
よかったら、読書の参考にしてください。