“銃とチョコレート”
誕生日の次の日に読書感想文を書いたからって、なんかコイツ寂しい奴だな!と思わないでください。
思わないください。
あっ、今思ったろ?
チェッ…。
まぁ~良いのです。
だって、俺の自分への誕生日プレゼントは文庫本2冊なのだから。
そんな本を愛して止まない俺の今回の読書感想文は…
乙一の“銃とチョコレート”です。
カバーを取ると…
さて、今回の乙一。
昔に一回読んでから、自分で買う事は無かったんだが、プレゼントしていただいたんだから読もうという流れ。
この本の面白いところは、漢字があんまり使われてなくて児童文学みたいな雰囲気。
おそらく、実際に子供も読めると思う。
そして、登場人物が全員チョコレートの名前。
主人公の少年“リンツ”はスイスのチョコレートブランド。
名探偵の“ロイズ”は北海道のチョコレートブランド。
怪盗“ゴディバ”はご存知、高級チョコレートのブランド。
それ以外の登場人物も全て世界各国の有名なチョコレートブランド。
唯一違うのは、リンツ少年の親友のディーンとデルーカ。
ディーン&デルーカは、みなさん街なんかでも良く見かけるこのバッグ。
そんな登場人物が出てくる物語の内容は、至ってシンプル。
怪盗ゴディバが金持ちからお宝を盗んで世間を騒がせていた。
そこに名探偵ロイズが現れ、ロイズは国中のヒーローに。
そんなヒーロー・ロイズに憧れるリンツが、ひょんな事からゴディバのお宝の隠し場所を記した地図を手に入れる。
名探偵・ロイズ、助手のブラウニー(焼き菓子の名前)、主人公のリンツ、暴れん坊の友達・ドゥバイヨル(ベルギーの高級チョコレートブランド)などが入り乱れて、ゴディバのお宝を追う。そんな内容。
内容も難しくないし、登場人物の名前が出る度にネットでどんなチョコレートブランドなのか調べたり、最後は“おっ!なるほど!”があったりで、飽きずに最後まで読めました。
大人だけじゃなく、本好きのお子さんなんかにもオススメです。
よかったら、読書の参考にしてください。