“メタルギアソリッド スネークイーター”
いやぁ~、今回の作品は本屋で目に入った瞬間、手に取っちゃったね。
“うおっ‼︎出てんだ‼︎”
みたいにかなりテンション上がりました。
今回は…
長谷敏司の“メタルギアソリッド スネークイーター”です。
言わずと知れた、世界中で売れてるゲームソフト“メタルギアソリッド”シリーズの文庫化第四弾です!
もちろん、それまでの作品も全部読んでます。
だから、今回は内容云々よりも“あのゲームの世界観がどう小説になってるか?”ってところがポイントです。
ザッと内容を説明すると、主人公の“スネーク”が単身、ソ連の施設に潜り込んで、ミッションをこなすって話。
ミッションは4つ。
・兵器開発者・ソコロフの奪還
・核搭載戦車・シャゴホッドの破壊
・ソ連の指導者・ヴォルギンの抹殺
・ソ連に亡命した、かつての師匠ザ・ボスの抹殺
この4つが課せられてるんだねぇ~。
ほらっ!ほらほら!もう興味失った人多いでしょ⁈
それはしかたない!
でも、俺からしたら必死になってクリアしたゲームが、その時の主人公の気持ちや苦悩、考えてる事なんかが分かってすげぇ楽しかった!
そして、かつての師匠ザ・ボスが率いる“コブラ部隊”ってのがいるんだけど、その兵士一人一人の生い立ちやザ・ボスとの出会いが描かれてるところが最高だったね。
ゲームだと、ただの途中に出てくる中ボスなんだけど、それぞれにバックボーンがある訳よ。
・殺人蜂を操る“ザ・ペイン”
・腕の関節が人よりも一つ多い“ザ・フィアー”
・100歳を超える現代狙撃の祖“ジ・エンド”
・死者と会話が出来る“ザ・ソロー”
・火炎放射器を操る“ザ・フューリー”
ゲームの中で俺を苦しめたコブラ部隊にも、色々あったんだなぁ~。
そしてソ連の指導者・ヴォルギンとの死闘を経て、ついにコブラ部隊のリーダー“ザ・ジョイ”の異名をとるザ・ボスと対決するんですよ。
このザ・ボスがまた強いのなんのって…。
ちなみにザ・ボスとスネークは10年間、共に様々な戦場で戦った師弟関係。
ちなみにザ・ボスは女。
ちなみに左がザ・ボス、右がスネーク。
いやぁ~、ザ・ボスとの一騎打ちのシーンはゲームも小説も、かなり痺れるね!
そして、何と言っても……まっ、ゲームやってない人には1mmも響かないと思うんだけど、凄い事言うよ⁈本当にビックリする事言うよ⁈それは…
ザ・ボスとオセロットは実の親子だったんだねぇ~‼︎‼︎
ドヒャァ~‼︎‼︎
そして、父親は…
ザ・ソローだったんだねぇ~‼︎‼︎
ドヒャヒャァ~‼︎‼︎
これ、ゲーム内では描かれてないから、小説読んで度肝抜かれましたよ!
それ以外でも、読まなきゃわかんないような事もちょくちょく描かれてるから、メタルギアソリッド好きで小説好きな人には是非読んでいただきたい!
今回の読書感想文は、興味が無い人が大半だったと思います…が‼︎
よかったら、読書の参考にしてください。