“仮面山荘殺人事件”
久しぶりに読んじゃいますよ、この人を。
この人の本を今まで何冊読んできた事か…。
今回は、コチラ。
東野圭吾の“仮面山荘殺人事件”。
やっぱり東野圭吾は読みやすいし、無駄が無いねぇ~。
前に俺の中でタレント本を読もう!という期間があってタレントさんが書いた小説を何冊か読んだ。
役者さんやら芸人さんの本を何冊か読んだ後に、東野圭吾の“麒麟の翼”読んだ時には…
“やっぱり餅屋は餅屋なんだなぁ~。”
と思った。
明確にココが違う!とは言えないけど、読みやすさや言葉選び、奥深さは格段に違ってたね。
さて、この仮面山荘殺人事件は東野圭吾の中でも叙述トリックのジャンルになる。
婚約者が事故死してしまった主人公・樫間高之を含む男女八人が集まる山荘。
婚約者だった朋美の両親や兄、従姉妹やその知り合い。朋美の父親の秘書、朋美の友達などの八人。
そんな山荘に逃亡中の銀行強盗が侵入してきた。
そして、ある夜、朋美の従姉妹の雪絵が殺されてしまう。
だが状況から考えて、犯人は強盗達ではあり得ない。
七人の男女は疑心暗鬼になって、やがてパニックになっていく…。
山荘に集まる男女、って設定はベタだけど、強盗が来た事によって外部との連絡が取れなくなったり、さらには強盗以外に殺人者がいるという特殊な状況で、緊張感が高まったりして、ドンドン読み進めていくにつれ、興奮してくよね。
そして、叙述トリックな訳だから、当然最後にはドンデン返しが待っている。
婚約者の朋美は事故死では無く、誰かに殺されたんじゃないだろうか?
強盗にバレないように様々な仕掛けをしたのに、ことごとく失敗に終わるのは、誰か裏切り者がいるんではないだろうか?
殺された雪絵の日記の破られて何処かに持ち去られたページには何が書いてあったのか?
そして徐々に謎が解明されていくと意外な人物が浮かび上がる。
その意外な人物は、しっかり読んで理解し、勘ぐっていけば、鋭い人なら分かるかも…。
もちろん…
俺はわからなかったぜ。
よかったら、読書の参考にしてください。