“模倣の殺意” | 江戸むらさき 野村オフィシャルブログ『Men's クラブ』powered by アメブロ

“模倣の殺意”

イイよぉ~、イイよぉ~、だいぶテンポ良く読書出来てるよぉ~。


やんなきゃならない事が多いのに、一旦全てを忘れて、読書に没頭しております…。


そんな罪悪感と共に完読したのは…




中町信の“模倣の殺意”。

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正直、この中町信という作者も、模倣の殺意という作品もノーマークで、勉強不足の為知らなかったんだけど、ふらっと立ち寄った渋谷のTSUTAYAで…



“売り切れゴメン。入荷待ちです。”


ってなってたのが、今作品。


マジか⁈ってんで別の本屋さんに行って購入した訳です。


さて、内容なんですが坂井正夫という作家が遺書も無く、服毒自殺するんだけど、それに疑問を持った編集者・中田秋子とルポライターの津久井伸助がお互い別の視点で、真相に探ってくってお話。


ジャンルでいったら“本格推理小説”だから、本の内容に全てが隠されていて、そのトリックを解けなくは無い…って事なんだけど、全然わかんなかった…。


本の帯に書かれていた…

“騙されずに見破れますか?”

“著者渾身のトリックで、あなたに挑戦します!”

“著者が仕掛ける超絶のトリック”


とバンバンハードル上がってるんだけど、そもそもトリックを見破るようなチャレンジ精神の無い俺は…


“はぁ~、そうゆう事ね!なるほど~!”


って具合に、普通に楽しんでました。


“クッソ~、そうゆう事かっ⁈俺の読みと違ったぜ‼”


みたいなスピリットはゼロだからね。


“本格推理小説”だから、登場人物のキャラクターというよりも“トリックを見破る”といった事に重きを置いている訳。

だから“最近の軟弱な推理小説は仕掛けが甘くて眠くなるぜ!”って人にはオススメです。


俺みたいに呑気に活字を追ってく人には、ちと難解かもね!


正直、この本の最大のトリックは違うモノで見た事あるけど、どうやらこの本、40年前に書かれたらしく、そう考えると凄いと思ったね!



よかったら読書の参考にしてみてください。



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