“クライマーズ・ハイ” | 江戸むらさき 野村オフィシャルブログ『Men's クラブ』powered by アメブロ

“クライマーズ・ハイ”

今回の読書感想文は“今さら”感がありますが、名作と呼ばれているので読んでみました!


それがコチラ。

横山秀夫の“クライマーズ・ハイ”。

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この前の“第三の時効”で横山秀夫熱が上がって、じゃあ横山秀夫の最高傑作と呼び声の高いヤツ読んじゃお!ってなシンプルな流れです。


さて、内容なんですが、主人公は群馬にある北関東新聞に勤める記者・悠木和雅。そこに皆さんもご存知の“日航機墜落事故”が起き、全権デスクに選ばれた悠木の怒涛の一週間を描いている訳です。


俺、知らなかったんだけど著者の横山秀夫は日航機墜落事故があった時、地元群馬の上毛新聞の記者だったらしい。


だから、事故当時の新聞社の壮絶さとかは、もはやノンフィクションなんだよね。


全権デスク(簡単に言うと“日航機墜落事故”関連の記事の全責任者)の悠木が上司と地元紙のプライドを掛けて取っ組み合いの喧嘩したり、現場の御巣鷹山に行った部下達の記事を載せられなくて、部下達の信用を失ったりと、新聞社の中は男達の戦いの場と化すんだねぇ~。


新聞社の中でも“政治部”とか“広報部”さらには“販売部”って部署に分かれてんだけど、ここともガチコンとぶつかるからね!


同じ社内で、自分の仕事に対しての熱い想いをぶつけ合う感じとか、すごいカッコ良かったなぁ~。


さらには、悠木と同じ社内の安西との山登りの果たせなかった約束があったり、息子との複雑な関係、そして悠木の生い立ちなんかも絡んできて、かなり内容が厚くなっております!


“日航機墜落事故”を記者目線で見たものだから、事故の悲惨さとかとは違う感じで熱くなれます。



この本に結構ハマった俺は、借りてきちゃいました!



DVD!

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まっ、DVDはあくまでも本のわかりにくい部分を映像で確認した程度に留まりました。


“あっ、山登りの時の「ハーケン」ってコレの事ね!”とか“これを「ハング」って言うんだ!”的な感じです。



本で読んでるから俺はわかるけど、DVDだけ観た人は話の展開が早過ぎて理解できるのかなぁ~?


そんな疑問もありましたが、出ている役者さん達の男臭さにグッときちゃいました!


俺的にはDVDより、やっぱり本で“クライマーズ・ハイ”を楽しんでいただきたい!



よかったら、読書の参考にしてみてください。



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