“ダブル” | 江戸むらさき 野村オフィシャルブログ『Men's クラブ』powered by アメブロ

“ダブル”

さてさて、不定期更新の読書感想文でございます!


鹿児島の往復で、4時間ガッツリ読んで首が痛くなりました…。


今回は、まだまだ本屋さんで平積みされてる文庫になりたてのホカホカの作品です。



深町秋生の“ダブル”。

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何度かスルーして、やっぱり気になって購入しちゃいました。


この深町秋生“果てしなき渇き”つー作品で第3回「このミステリーがすごい!」の大賞を受賞してんのね!


俺の2歳上なのにすげぇぞ!

すげぇぞ、深町!


そんな事も露知らず、表紙のトゥーフェイスの格好良さと本の裏のザックリあらすじを読んで狩ってやりました!


内容は、麻薬密売組織の属する主人公の苅田誠次。組織の掟を破った弟と元恋人が、ボスの神宮に殺され、自身も瀕死の重傷を負う。そこから奇跡の復活を遂げた後、顔と声を変え神宮に復習をする為に古巣に戻るのであった!


簡単に言うとこんな感じ。


最近、俺の中で流行ってるちょいグロな感じです。


派手なドンパチがあるんだけど、結構街中でやるのよね~。


冒頭で街中の駐車場でドンパチ

ドラッグでキメてる弟が警察官に囲まれるが、警察官をボコボコにして逃走

木更津の海の上で、二人を殺し海の中へ

道の駅的な所で、派手な銃撃戦


そんな描写を読んでて思ったんだけど…





日本の警察は何やってんのっ⁈


ポンポコポンなの⁈


かなり無法地帯と化してますけど、もはや世紀末かな?



で、主人公の苅田誠次が顔も声も変えて組織に戻るんだけど、宿敵・神宮は姿を消している。


どこにいるんだ、神宮⁈

もう死んでいるのか、神宮⁈


そんな中、組織の幹部が…


“神宮会長はいつもそばにいます。”



まさかっ⁈まっ…まさかっ⁈



“こっからネタバレですからね。”




神宮…お前も…





整形してたのかぁ~いっ‼


なかなかの勘の鈍い俺でも、気付いちゃいました…。


まっ、勘が鈍いから“コイツだ!”と断定までは出来なかったけど…。



派手なドンパチ、整形、潜入、そんなキーワードから、ジョン・ウー監督、ジョン・トラボルタ、ニコラス・ケイジの映画“フェイスオフ”を思い出しちゃいました。


故に、フェイスオフと“ダブル”部分が多かったよね!



たぶんこれは三池崇史監督とかで、映像化した方が面白いんだと思う!


“悪の華”とか“聖殺人者”とかよりは、グロくないんで苦手な人でも気になったら、是非手にとってみてください!




よかったら、読書の参考にしてみてください。



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