油。

家のソファの上で全裸になり、ブリッジして‘このままいけば自分の尻の穴見えるんじゃねーか？'なんてがんばっている時、不意に…




‘カレーでも作るか…。'



と思い立ち、スーパーに行って、具材達を買い揃える。


情熱の赤・人参

汚れ無き白・玉ねぎ

アースカラーの茶・ジャガイモ



自作のキャッチコピーをブツブツ言いながら、家に戻る。



野菜の皮を剥き、鍋で熱した油の中に一気に投入する。



派手な音を立てて野菜達が鍋の中に入った勢いで、ギンギンに熱された油が跳ね返る。



そして、その油の一筋が俺の右腕に!!!





‘あっちぃ!!!!'



ファックっ!!!!



俺が幼児だったら、大事件になるレベルの熱さ！


俺が幼児だったら、半日泣き続ける熱さ！


俺が幼児だったら、幼児の特権を利用して女風呂に入りたい！



が、ここは大人の態度を示さなくては、今後油に舐められ続ける羽目になる。



‘チェッ…。'



軽く舌打ちして、記念に写メを撮る。








分かるだろうか？



腕の中程が軽く赤くなっている感じが。



高温の油がかかっても、鍛え抜かれたパーフェクトバディを傷付ける事など出来ないのだよ！


カァ～ッカッカッカ！



まっ、この程度の火傷、ハナクソでも付けとけば自然に治っちまうぜ！




そんな事があったのが、昨日の晩。



そして、今日起きて腕の具合を見てみると…












完全なる火傷やないかぁ～いっ!!!



水膨れになってるよ～。


跡が残っちゃうよ～。


押すと痛いよ～。




もう…





半日泣いちゃう…。