牡蠣。 | 江戸むらさき 野村オフィシャルブログ『Men's クラブ』powered by アメブロ

牡蠣。

江戸むらさき 野村オフィシャルブログ『Men's クラブ』powered by アメブロ-100331_0345~01.jpg

今、俺の目の前に‘生がき'がある。




「海のミルク」と呼ばれ、子供には理解できない大人の味の代表格である。




ほんのり磯の香りがするクリーミーな味わい。


噛むと中からジュワ~と濃厚な牡蠣のエキスが、口いっぱいに広がる。




生がきにポン酢をかけて、一気に吸い込むも良し…。



カラッと揚げて、牡蠣フライにするも良し…。



味付けして、溶けるチーズをかけてオーブンで焼いても良し…。




様々なレシピで楽しめるのに、本来の味はシッカリ保つ、かなり素敵な食材である。







がぁ~っ!




一方では、数多の牡蠣好きの腹を縦横無尽にぶっ壊してきた、一面もある。




嘔吐、下痢、発熱…この3つの必殺技で、食中毒界の王座に君臨する、まさに絶対王者。




これを読んでいる方の中にも、牡蠣の毒牙にかかった人も少なくないはず…。




綺麗なバラにはトゲがあるように…





‘美味い牡蠣にも毒がある'





そんな、魅力的な悪女が今、目の前にいる…。




さらに、俺の腹を引きちぎろうと、毒牙に磨きをかけるかの如く…










賞味期限が切れている。





1週間も…。




その証拠に…



海水的なモノに浸かっているが、海水が軽くドロドロしている気がする…。



その海水にゴミみてぇーのが、プカプカと漂っている気がする…。



‘あれ?新鮮な牡蠣って、その部分、茶色く無いよねぇ?'な気がする…。





危険だ…。




調理師の免許も持って無いし、普段から料理をして詳しい訳でも無いのに、これはさすがにダメな事くらい分かる…。







しかし…





相手はあの魅力的な牡蠣だ…。




ネットリとした海水が、牡蠣のビラビラをいやらしく光らせる…。




そのビラビラの中はどうなっているの?!




ねぇ!どうなってるか聞いてるんだってばぁ!!!






確かめたい…。




指先で押し広げるだけじゃ物足りないよぉ!




舌で…舌先でチロチロと舐めて、お前を感じたいんだっ!





分かってるよ…。




お前を一度味わってしまったら、自分が傷付く事くらい分かってるよ!




夜も寝れない位…


メシも喉を通らない位…


トイレから出れなくなる位…





それ位、自分を…自分の胃を傷付ける事くらい分かってるよ!




でも、ヌルヌルのお前の体に、ぶっかけたいんだ…






ポン酢を!!!





そして最後の一滴まで、絞り出してぶっかけたいんだ…






レモンを!!!





そして、ジュルジュルと音をたてて、お前から出るエキスを吸ってあげるからね!





イイだろ?生でイイだろ?生がイイんだよ!





やっぱり生が好っきゃねぇ~んっ!!!











とか言ってますが、俺あんまり牡蠣好きじゃないから、普通に捨てちゃうよね…。