‘旨だれチキン'
KFCがとんでもない商品を世にドロップしやがった!
その名も…
‘旨だれチキン'
自分で‘旨だれ'とか言っちゃうパタ~ン!!!
自ら、ハードルをぶち上げちゃうパタ~ン!!!
‘え~っと、次のネタはマジで超面白く仕上がってて、スーパー腹抱えて笑っちゃう事、山の如しなんで、一秒たりとも目つぶらないで凝視してててください!それでは伝説の幕開けです。レジェンドコント「隣の斉藤さん」。'
言えないよぉ~~っ!
口が裂けても言えないよぉ~~っ!
そんなにハードル上げちゃったら、プレッシャーで一発目のセリフで噛むよ~!
それを、あえてやるKFC!
いつものレギュラーチキンでも十分旨いのに、さらにわざわざバカでも分かるように冠に‘旨だれ'と銘打っちゃうぅ~みてーな!
まさに‘破壊と構築'。
Rockだぜっ!
さらに後押しするかの如く、相方が…
磯‘お前、KFCの旨だれチキン食った?試しに2個買って食ったんだけど、旨すぎて、次の日、4個食べたわ!'
そんなにっ?!
2+4=6
6…?
ロク…?
Rockだわ、KFC!
つー事で、特に腹も減ってねぇ~けど、ミシュランの覆面調査員ばりに、噂の味を確かめにKFCへ…。
自動ドアをすり抜け、カウンターに歩み寄り、店員さんに…
野‘旨だれチキン1ピースとアイスコーヒーをください。'
店‘ご一緒にポテトやコールスローはいかがですか?'
じゃかぁ~し~わいっ!
ポテトやコールスローが旨い事は分かってるが、余計なモンでお茶を濁したくねぇ!
わしは、ガツンと旨だれチキンが食いたいのじゃい!!!
だから、ハッキリと言ってやったよ!!!
野‘あっ…大丈夫です…。'
商品をトレーに乗せ、席につく。
旨だれチキンと対峙する、俺。
この時‘はぁ~イイ香り'って思っちゃった時点で、旨だれチキンのやや優勢と言ったところか…。
むんずと両手で、旨だれチキンをがっちりホールドし、口に運ぶ。
パリッ…。
な…なにっ?!
衣がカラッと揚がってやがるっ!
ムシャムシャムシャ…。
ゴックン…。
旨コッコ~~~~~ッッッ!!!!!
衣もサクサク感と、チキンのジューシーさが口の中で渦を巻き、旨だれの味がいつまでも舌の上に心地良く居座る。
それを十分に楽しんだ後に、ちょっとだけ口に残った旨だれをアイスコーヒーで洗い流し、リセットした新鮮な気持ちで二口目に突入……そして、また旨さに驚く。
旨さのスパイラル。
旨さの蟻地獄。
旨さのメビウスの輪。
こんなに旨かったら、誰もお前の事を‘チキン野郎'なんて呼ばないぜ!
旨すぎた結果、食う前の写メ撮るの忘れて、食った残骸を載せる始末だぜ…。
この事を相方に早速伝えると…
磯‘だろ?あれなら4個食えちゃうだろ?'
いや…
いくら旨くても、胃のキャパ的に無理だわ…。