ガングリオン。

極東機動要塞






‘ガングリオン'




的なイメージじゃね?!




そんなイカしたネーミングの物が、俺の中指に搭載されていたとは…。




すげぇ強そうなロボみてーだもん！





父‘浩二。お前が３２歳になったら、言おうと思っていた事がある…。'




野‘なんだよ、オヤジ…。改まって…。'




父‘お前の左手の中指のイボがあるだろ？'




野‘あぁ…。'




父‘それはイボなんかじゃない。'




野‘じゃあ…なんだってんだよ…？'




父‘それは極東機動要塞・ガングリオンだっ!!!'




野‘なっなっなっなんだってぇ～!!!'




その時、浩二は中指に強烈な痛みを感じる。




野‘いてぇ～っ!!!'




ウィーガシャン。ウィウィ～ン。ウィーウィーウィーン。ガシャーン。ガシャーン。ガシャーン。




痛みに気が遠くなりそうな浩二の耳に、聞き慣れない機械音が鳴り響く。




父‘浩二の左手の中指に搭載されている、機動要塞ガングリオンは、様々な武器を格納する為だけではなく、自らも機動し敵を撃つ為に開発された。'




野‘様々な武器を格納…？'




父‘そう…。しかし、街ではガングリオンの姿は目立ちすぎる。その為、ボディはキャンバス地、格納庫出入り口にはジッパー、パイロットの機動性を高める為に、肩掛けタイプに改造してある。'








野‘パッと見、ポシェットじゃねーかよっ！'






つー事で様々なアドバイス、本当にありがとうございました！




良性って事で安心して、これからの人生を‘ノムガリオン'として歩んで行こうと思います。





さぁ～て、今日から初舞台‘ダルマ'の稽古が本格的始まりますわ！




昨日の顔合わせ＆本読みで、俺が‘木'役では無い事が判明。




材木屋さんに行って、役作りの参考になるような木を物色したのが無駄になったぜ！





でも、セリフも多かったし、台本手放せないなぁ～。




こんなん、台本無くしたりしたら最悪だかんね！




こりゃ、無くさないように…









ポシェットに入れておこう。