絶妙な事件。 | 江戸むらさき 野村オフィシャルブログ『Men's クラブ』powered by アメブロ

絶妙な事件。

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野‘なにっ?!ロッテリアが絶品バーガーに続き、絶妙ハンバーガーを売りさばいてるだと~?!そいつぁ~ガセネタじゃねんだろ~な!こいつぁ~事件だ!現場に急行だっ!!!’




第一級事件が勃発した。




最近、ロッテリアが妙に大人しいと思っていたら、こんな事を企んでいたなんて…。




前回の絶品バーガーが若者に蔓延するのを食い止められなかった…。




あの煮え湯を飲まされるのはもう真っ平だ!




今回も高校生、大学生をターゲットに都心部を中心に捌かれ、若者の心と胃を浸食していく…。




安価で上質のバーガーが手に入るという事で若者は群がる。



ロッテリアも捌いた上がりで、また新たな絶妙ハンバーガーを生産する。



恐ろしく完成されたマーケット…。





なんとしても食い止めねば…。





現場に到着して、カウンターに立つ。




店‘いらっしゃいませ!’




野‘絶…絶妙ハハ…ンバーガーセットを…。’




店‘かしこまりました!660円になります。’




目の前に出される、絶妙ハンバーガー・ポテト・ドリンクのセット。






なんてこった…。




こんなに簡単に手に入ってしまうのか…。




名前も…住所も…電話番号も明かさず……年齢確認さえせずに…簡単に手に入る…。



ネットで流行りの匿名性ってヤツか…。




最初は軽い気持ちで購入する、若者。



‘友達も食べてたから…。’



‘お腹が空いてムシャクシャして…。’



‘食べた事がないと仲間に入れてくれない…。’



‘食べながらS○Xすると、すげぇ気持ちイイ…。’



‘これを食べると不思議と全然お腹が空かない…。’





善悪の分別もつかない子供に……許せねぇ!





テーブルにつき、絶妙ハンバーガーと対峙する。




一緒に付いてきたクーポンのような紙に目を落とすと、衝撃の文字が飛び込んでくる…







‘万が一、おいしくなかったら、その場で返金します。’






な…なにぃ~っ?!




この若者を惹き付けるトリッキーなうたい文句。



絶対的な自信。




‘最悪、口を合わなかったらお金返ってくるんだから、一回くらい…。’


若者心理を突く巧妙な戦術。




どこまでやれば気が済むんだ、ロッテリアァ~ッ!!!






言ってやる…。



言ってやる…。



言ってやる…。





‘クソ不味いから全額返金…いや、色つけて返金しろやぁ~!!!’





絶対言ってやる…。





意を決して、絶妙ハンバーガーの包装紙を開ける。




目の前に広がる、新鮮なレタス、トマト、オニオンの大草原。



その下に、目で見ても分かる程、超粗挽きのハンバーグの厚い地層。




うかつにも生唾を飲み込んでしまった…。




首を左右にブルブルと振り、我に返る。




この魅力的なヴィジュアルに食う前から、飲み込まれそうだったぜ…。





残念だったな!




ガキは騙せても、数多のバーガーとの修羅場をくぐり抜けてきた俺は騙されねぇ~ぜっ!!!





いっただきま~すっ!!!




ガブッ!



ムシャムシャムシャ…。



ゴックン…。







うまかぁ~~~っ!!!




シャキシャキと歯触りが心地いい新鮮な野菜達。



噛み応えのある…俺は今、肉を食っているという事を実感させてくれるほどのボリュームのハンバーグ。



そのまま食べても十分美味しい野菜と肉の架け橋になる、ピリッとくるディジョンマスタード。





返金だぁ?




いやいや、プラスいくらか払いたくなるほどのクオリティ。




これが絶対的な自信の根底にあるものなのか…。





こいつぁ~学生や若者なんてレベルじゃねぇ!




日本列島が絶妙ハンバーガーに飲み込まれちゃう…。





絶品だぁ?




絶妙だぁ?







悔しいけど…









絶賛だよ…。