シンプソンズ。 | 江戸むらさき 野村オフィシャルブログ『Men's クラブ』powered by アメブロ

シンプソンズ。

怒涛の13時間ネタ作り&稽古が終わる。




トキに治療してもらった後の、レイみたいな状態だからね…。




髪の毛は白髪になり、全爪剥がれちゃってるくらい疲れた…。





まっ、ライブの日は白髪染めして、付け爪してるから、パッと見いつもの俺と変わりませんかぁ~。





そんな状態で電車に乗り、帰路につく。




電車が新宿のホームに滑り込み、扉が開く。




俺の隣には、教科書通りのヴィジュアルのお勤め帰りのキャバ嬢が座る。




2009年には珍しいお見事な金髪。




その金髪を盛りに盛ったデカい髪型。





一瞬、シンプソンズのお母さんかと思ったからね…実写の。




もしくは、矢島美容室の時のとんねるずさんかと思って、ご挨拶するとこだったわ。




そんなメガトン級のヘアースタイル。




それと同じ、ヘアースタイルのカツラ、東急ハンズのバラエティーコーナーに売ってなかった?




的な!





まっ、害はねぇからイイやと思ってたら、そのシンプソンズの前に、これまた教科書通りのホストが座った訳ですよ。




俺の斜め前って事ね。




コイツがウザいのなんのって、シンプソンズをメチャクチャ意識してんのよ!




シンプソンズを意識して見てるホストを、意識して見ちゃってる俺も悪いんだけどさぁ~。




着てるジャケットのチャックを下ろして、ネックレスを強調する、ホスト。




メールをする、シンプソンズ。




サングラスを取り、眉間にシワを寄せ、流し目をする、ホスト。




メールをする、シンプソンズ。




視界に入るように、大きく足を組み換える、ホスト。




メールをする、シンプソンズ。




ジャケットの袖を捲り上げ、ギラッギラの腕時計をアピールする、ホスト。




メールをする、シンプソンズ。




大きく咳払いをし、自分の存在を意識させようとする、ホスト。




メールをする、シンプ…






もうやめてぇ~っ!




ホストくん、お前は十分戦ったよ!




もうこれ以上、お前のプライドが傷付くの見てらんないよっ!




お前には身の丈に合った女の子がいるって!




お前にはまだ東京は早すぎたんだよ!




地元に帰って、実家の銭湯を継げばイイじゃん!




それ以上、何を求めるんだよ!





そんな本当の幸せに気付いたかは分からないが、男は求愛行動をやめ、腕を組み、ゆっくり眠りについた…。




男は電車の心地良い振動を感じながら、半分眠りにつきながら、こう考えるだろう…。





‘最近、実家にも帰ってなかったなぁ…。3年前に帰った時のオヤジの背中……ちっちゃくなってたなぁ…。あんなオヤジにいつまでも番台に座らせる訳にもいかねぇか…。銭湯かぁ…。悪く…ねぇーかもな…。’





心なしか、ホストの寝顔も穏やかに見えてきた…。





俺の心にもポッと明かりが灯ったような、温かい気持ちになって、ふとシンプソンズを見ると…








まだメールしてんのっ!





いつまで携帯イジッてんだよっ!














てな内容の出来事を、携帯をイジッて、ブログに書いている、俺でした。