有馬記念。
昨日は競馬のデカい大会‘有馬記念’があるっつー事で、桃井さん(ヒゲdeボーズの乙女)を誘って、東京ドームの隣にある場外馬券場へ行ったのよ。
行く途中、やらたとテンションが高い桃井さん………改めて、桃子ちゃん。
桃‘え~っ!野村どれにする?どれにする?桃井だから、ピンク色のゼッケンの馬にしよっかなぁ~?’
野‘好きなの選びなよ。’
桃‘わっ!何この馬の名前?!アナルラインだって!’
野‘アルナスラインだよ…。’
桃‘コッチも!フローション!ローションだよ?!ローション!’
野‘フローテーションでしょ…。’
桃‘え~っ!パッと見、ローションに見えるぅ~!’
野‘ローションだけに、その馬、滑り出しがイイつって?’
桃‘キャハハハ!野村、ウマ~い!’
これが彼女だったらなぁ…。
桃井さんは競馬新聞をサラッと見て、名前だったり、直感だったりで、チャチャと決めていたが…
俺は真剣。
記事を熟読し、モニターで馬の感じを見て、かなり時間をかけて予想する。
すると…
桃‘野村、まだぁ~?’
野‘飽きてんじゃね!’
桃‘お腹空いたから何か食べに行こうよ~!’
野‘俺は少ない元金をどう増やすかに必死なの!マジでいつもよりも気合いの入った勝負パンツ履いて来てんだから!’
桃‘えっ?!野村の勝負パンツ見てみたい!’
野‘なんでだよっ!!!’
考えに考え抜いて、1000円を6パターン、計6000円を投入。
俺の中で99%損をしない6パターン。
そして、モニターの前に釘付けなる。
メインレース独特のファンファーレが鳴り響き、ゲートが一斉に開く。
色とりどりの勝負服を身に纏ったジョッキーが、様々な想い、そしてプライドを胸に手綱を握る。
静かだった会場の観客も、レースが進むにつれて、熱気を帯びていく。
観客の一人が口火を切って呟く。
‘そのまま行け…。’
その言葉を待っていたかの如く、会場の観客が一斉に声を出す。
‘逃げ切れ~!’
‘差せ!差せ!差せ!’
‘スカーレットそのまま~!’
地鳴りのような振動…。
暴徒のように叫び、丸めた新聞紙を振るう。
そして、先頭の馬がゴールし、次々に後続の馬もゴールしていく。
驚喜の声を上げる者…。
悲鳴にも似た声を出す老人…。
様々な想いがこの狭いモニタールームに交錯する…。
そして、肝心の俺の予想は………
外れてんじゃね~かっ、この豚やろうがぁ~~~っ!!!!!
1着のダイワスカーレットは当てた。
まっ、ど本命だし、全く競馬を知らない人でも新聞さえ読めばダイワスカーレットの1着は分かる。
2着は…
アドマイヤモナークだぁ~~~っ??!!
デメェ、14頭中14番人気じゃねーかよっ!!!
当たる訳ねーじゃねーかっ!!!
99%損しねぇ~だぁ~?!
お前が2着なら、奇跡の1%出ちゃ~よっ!!!
信じらんねーし…。
負けねぇ競馬やって負けてたら、様ねーよっ!!!
はぁ~ぁ…。俺の2008は終わっ………あれっ?!
そう言えば、ココに来る時に桃子が…
桃‘桃井だから、ピンク色のゼッケンの馬にしよ~かなぁ~?’
って言ってたよなぁ?
1着のダイワスカーレットはピンクのゼッケン。
2着のアドマイヤモナークも………
ピンクのゼッケン。
マジ…?
確か、桃子は500円ずつ馬券買ってたから、この万馬券が当たってたら…
400万以上だぞっ!!!
まさにビギナーズラックじゃん!
横にいる桃子に…
野‘あのさぁ!!!来る時にピンクのゼッケンの馬買うって言ってたよねぇ!!!買ったの?!買ったの?!ねぇ買ったの?!’
すると桃子の切れ長の瞳がスーッと俺を捉える…。
そして、もったいぶったようにユックリと口を開く…。
桃‘言ったっけ?’
この豚野郎がぁ~~~~~っ!!!
行く途中、やらたとテンションが高い桃井さん………改めて、桃子ちゃん。
桃‘え~っ!野村どれにする?どれにする?桃井だから、ピンク色のゼッケンの馬にしよっかなぁ~?’
野‘好きなの選びなよ。’
桃‘わっ!何この馬の名前?!アナルラインだって!’
野‘アルナスラインだよ…。’
桃‘コッチも!フローション!ローションだよ?!ローション!’
野‘フローテーションでしょ…。’
桃‘え~っ!パッと見、ローションに見えるぅ~!’
野‘ローションだけに、その馬、滑り出しがイイつって?’
桃‘キャハハハ!野村、ウマ~い!’
これが彼女だったらなぁ…。
桃井さんは競馬新聞をサラッと見て、名前だったり、直感だったりで、チャチャと決めていたが…
俺は真剣。
記事を熟読し、モニターで馬の感じを見て、かなり時間をかけて予想する。
すると…
桃‘野村、まだぁ~?’
野‘飽きてんじゃね!’
桃‘お腹空いたから何か食べに行こうよ~!’
野‘俺は少ない元金をどう増やすかに必死なの!マジでいつもよりも気合いの入った勝負パンツ履いて来てんだから!’
桃‘えっ?!野村の勝負パンツ見てみたい!’
野‘なんでだよっ!!!’
考えに考え抜いて、1000円を6パターン、計6000円を投入。
俺の中で99%損をしない6パターン。
そして、モニターの前に釘付けなる。
メインレース独特のファンファーレが鳴り響き、ゲートが一斉に開く。
色とりどりの勝負服を身に纏ったジョッキーが、様々な想い、そしてプライドを胸に手綱を握る。
静かだった会場の観客も、レースが進むにつれて、熱気を帯びていく。
観客の一人が口火を切って呟く。
‘そのまま行け…。’
その言葉を待っていたかの如く、会場の観客が一斉に声を出す。
‘逃げ切れ~!’
‘差せ!差せ!差せ!’
‘スカーレットそのまま~!’
地鳴りのような振動…。
暴徒のように叫び、丸めた新聞紙を振るう。
そして、先頭の馬がゴールし、次々に後続の馬もゴールしていく。
驚喜の声を上げる者…。
悲鳴にも似た声を出す老人…。
様々な想いがこの狭いモニタールームに交錯する…。
そして、肝心の俺の予想は………
外れてんじゃね~かっ、この豚やろうがぁ~~~っ!!!!!
1着のダイワスカーレットは当てた。
まっ、ど本命だし、全く競馬を知らない人でも新聞さえ読めばダイワスカーレットの1着は分かる。
2着は…
アドマイヤモナークだぁ~~~っ??!!
デメェ、14頭中14番人気じゃねーかよっ!!!
当たる訳ねーじゃねーかっ!!!
99%損しねぇ~だぁ~?!
お前が2着なら、奇跡の1%出ちゃ~よっ!!!
信じらんねーし…。
負けねぇ競馬やって負けてたら、様ねーよっ!!!
はぁ~ぁ…。俺の2008は終わっ………あれっ?!
そう言えば、ココに来る時に桃子が…
桃‘桃井だから、ピンク色のゼッケンの馬にしよ~かなぁ~?’
って言ってたよなぁ?
1着のダイワスカーレットはピンクのゼッケン。
2着のアドマイヤモナークも………
ピンクのゼッケン。
マジ…?
確か、桃子は500円ずつ馬券買ってたから、この万馬券が当たってたら…
400万以上だぞっ!!!
まさにビギナーズラックじゃん!
横にいる桃子に…
野‘あのさぁ!!!来る時にピンクのゼッケンの馬買うって言ってたよねぇ!!!買ったの?!買ったの?!ねぇ買ったの?!’
すると桃子の切れ長の瞳がスーッと俺を捉える…。
そして、もったいぶったようにユックリと口を開く…。
桃‘言ったっけ?’
この豚野郎がぁ~~~~~っ!!!