おひとりさま。 | 江戸むらさき 磯山オフィシャルブログ『跳べないボールはただのボール ~そして伝説へ~』powered by アメブロ

おひとりさま。

毎日のようにお芝居の稽古をしているわけですが


稽古時間が、基本的に13時~22時までと


練習嫌いの芸人なら有り得ない時間、ついつい逃げ出してしまいそうになるくらい稽古してるわけです。


実際、演出家さんの目を盗んで、ちょいちょいサボっているのですが。


こっそりジュース飲んだりしてるのですが。


役者さんって凄いね。






って事で


この長い時間の練習を乗り切る為に、必要になっていくのは


『食事』


になるわけでして。


13時から始まる前の


『昼ご飯』


をいかに取るかが、その日のモチベーションを左右する大事な物なわけです。


稽古場がある駅周辺は、割となんとなくいろいろある場所で


『マクドナルド』


『ケンタッキー・フライドチキン』


『松屋』


『回転寿司屋さん』


『ラーメン屋さん』


『インドカレー屋さん』


などなど。


割と、ローテーションを組んでいけるかんじのラインナップ。


斎藤、槙原、桑田の3本柱以上。


そして


先日、回転寿司屋さんに行くタイミングになったわけです。


しかし、この回転寿司屋さん。


何店舗もあるチェーン店的なお店では無く、個人的にやってる風なお店。


お店を見た感想を率直に言うと


『あやしい店』


家の近所にあったら、確実に行ってないお店なかんじ。


でも、回転寿司大好きな僕。


なんかあったら回転寿司を食べてる僕。


回転寿司マスターな僕。


好奇心旺盛な僕。


おっぱいが大好きな僕。


家から1時間かかるこの場所で、大好きな回転寿司を食べると言う行為が、どれだけこれから行う稽古のモチベーションを上げるか。


回転寿司マスターのモチベーション。


マスターモチベーション。


いつもよりもモチベーション高く稽古が出来そうな予感。





って事で


このあやしい回転寿司屋さんに入ったわけです。


入った瞬間


『いらっしゃいませ~。』


なんて店員のおじさんに言われまして。


このお店


僕の中での回転寿司屋さんのイメージとはちょっと違いだいぶ狭め。


10人ちょっと座ったら、満員なかんじ。


そんなお店なんですが


時間は、12時過ぎ。


お昼の時間。


1日の中で1番お客さんが混み合う時間。


僕が入った時点で、お客さんは










まさかの僕1人。


貸切状態。


いろんな意味でおひとりさま。


思いっきり店員のおじさんとサシ。


お客さんもいない為か、回転のレーンにお寿司が一切回ってない。


店内のBGMは、ベタにサブちゃんが流れている。


とりあえず、席に座りますと店員のおじさんが僕の目の前に来まして


『どんどん注文してくださいね。』


なんてGG(グイグイ)。


回転寿司って言うのは、回転レーンにお寿司が乗って流れてくるのが回転寿司なわけで


普通のお寿司屋さんのカウンターに座ったかんじだし。


でも、握りたてのお寿司が食べれるわけですから、ちょっとありがたい。


とりあえず、イカとサーモンを注文しますと


『あいよ!』


と威勢よく握ってくれまして


『はい、イカとサーモン!』


なんて出してくれたわけですが。


この店員のおじさん。


まさかのガン見。


寿司を食べる僕を超ガン見。


めちゃくちゃ気まずいし。


まるで、料理を作ってくれた彼女が彼氏を見てるよう。


しかしながら、お寿司の味の方もお世辞にも美味しいとは言えないかんじ。


とりあえず、お腹も減っていたのですぐにペロリといただいたわけですが


僕が食べ終わったのを見てすぐ


『さぁ!次は何を握りましょ。』


なんて本日2度目のGG(グイグイ)


あ、じゃあホタテとサンマを。


なんて注文すると


『はいよ。あ!ホタテがもう売り切れちゃったんですよ。』


マジ?


このお店の営業時間11時からなのに、1時間くらいでホタテ売り切れたパターン?


そんな事あんの?


奇跡の回転寿司屋さんだな!


では他のネタだと…


じゃあ、穴子一本握りを。


『あいよ!穴子一本一丁!』


なんておじさんが店の奥の方に言いますと


『あいよ~!』


なんて聞こえまして。


まさかの裏に誰かいたパターン!


急におじさんが言い出したら、超怖かったし。


なんて、目の前でおじさんがサンマを握っているのを見てますと







チーン!


と奥から音が聞こえてきまして。


何やら電子レンジ的な音。


いや、でもそんなはずは無い。


こんなにガッツリとハッキリと電子レンジの音が聞こえるはずが無い。


いやいや、きっと僕の空耳だし。


ソラミミストだし。


なんて、おじさんに出されたサンマをガン見されながら食べてますと


店の奥からおじさんより一回りくらい若いちょいおじさんが現れて


『穴子一本お待ち!』


なんて穴子一本握りを持ってきたのです。


さっそく、いただきますと


穴子どころか、シャリまでも温かい。


温かいって言うか、熱い。


熱くて食べれないくらい。


まるで、穴子一本握りをそのまま電子レンジで温めたような熱さ。


やるね。


凄いね、このお店。


ガンガン攻めてくるね。


でも、そういう攻めのかんじは、りょんりょんちょっと苦手かな。


なんて事で


今までのワースト記録の4皿でお会計をしまして。


記録と記憶に残る回転寿司屋さんを後にしたのです。





その後


『ケンタッキー・フライドチキン』に行きまして


旨だれチキンを4ピースを食べてやりました。


ありがとうございます。






改めて







カーネルサンダースの凄さを









実感させられる1日となりました…。