黒い太陽。 | 江戸むらさき 磯山オフィシャルブログ『跳べないボールはただのボール ~そして伝説へ~』powered by アメブロ

黒い太陽。

『梅雨明け』って言ってたの嘘なの?


『梅雨明け』したって言ったじゃない!


言ったよね?


言ったよね?


なんでこんなに雨振ってるの?


外に遊びに行きづらいし…


このままじゃ皆既日食見れないし…。


もう!嘘つき!


抱いて!








なんて、可愛い女の子に、グズりながら、上目づかいでちょっと甘えながら言われたい今日この頃


バイクに乗って移動したいのに、『めーあーりーふー』な為


ドラクエのすれ違い通信をする為


iPodで久々に『氣志團』を聴きながら、電車に乗り込みますと


目の前に


20歳くらいの男女が座っている。


男の子は、シャカの植松さんみたいなウルフルズのジョン・B・チョッパー的な下條アトム的なハットリ君的な顔していて


たぶん、Do-T。


女の子は、なんとなく読者モデルみたいな顔してる。


可愛い子ちゃんなかんじ。


キャッキャッと楽しく話をしている事から


たぶん、カップル。


ってか


カップルと推測するには、他の理由もあって


同じ青いTシャツを着ている。


柄も一緒の全く一緒なTシャツ。


ペアルック的な。


ほぉ~!


なんか久々にこういうかんじな2人見たし!


暖かく見守って行きたいし!










待てよ…。


同じTシャツ着てるからって、ペアルックだつって


カップルと決めつけるのは早くないかしら?


植松さんとドクモ。


違うパターンも考えられるし。






実は、まだ友達同士の2人。


同じ大学のサークルで、みんなでワイワイ遊びに行く事はあったけど


2人でこうやってデートの約束をして遊びに行くのは初めて。


植松は、前日の夜、明日はデートにどんな服を着て行こうかしら?なんて悩む。


シャツ…。


ポロシャツ…。


ベスト…。


片山晋呉…。


う~ん…。


鏡の前でファッションチェックをするけど、いまいちしっくり来ない。


目の前には脱ぎ捨てられた服が山積みになっている…。


もう、こうなりゃシンプルイズベストだ!


こないだ買ったTシャツを着て行っちゃえ!


逆にオシャレなんじゃね?


気合い入ってると思われたら嫌だから、このくらいがちょうどいいんじゃね?


と、この夏ヘビロテ予定のオシャレなかんじの青いTシャツを着て


緊張しながら、待ち合わせ場所に行くと






あれ?


あれれ?


同じTシャツの女の子がいる!


まさかのドクモだし!


2人は、会った瞬間大爆笑。


植松もドクモも全く同じ考えだったらしい。


『あはは。なんか俺たち気が合うね。』


『そうね。じゃあ、電車乗りましょ!』


なんて言うところに遭遇したのかも知れない。


今日、今夜、ワンナイトカーニバルをするところかもしれない。


ルシファーズ・ハンマーで、黒い太陽をデリケートにキスするのかもしれない。


うらやましいぜ!バカ野郎!







うん?


でも、夏休みに入って


各地でいろんな熱いイベントが行われているわけですが


そのスタッフって事も考えられる。


植松とドクモは、まさかの同じバイトしてる2人で


家も近いし


同じ時間からの出勤だから


じゃあ、一緒に行っちゃう?


なんてパターン!


青いTシャツは、そのイベントのユニフォームパターン!


無い話じゃない。


そうであって欲しい。







いやいや


知ってる。


俺は、知ってるぞ!


他に同じ服を着てるパターンを!


2人は、実は双子で同じ服を着てるパターン!


僕たちは双子なんですよ。


なんてわかりやすくする為にしている


ザ・たっち的なパターン。


きっと、そうだ!


双子なパターンだ!


男女の双子パターン!


安田美沙子のパターンだ!


彼達を表現するなら『兄妹』


それが1番落ち着く。


それが1番悔しく無い。


それが1番涙が出ない。






ふ~。


スッキリした。


これで、今日もグッスリ寝れそうだぜ!








なんて思ったところで


駅に到着し


植松とドクモは


まんまと


イチャイチャと手を繋いで、電車を降りていきました。












涙が出ました。