パーカーと地面。 | 江戸むらさき 磯山オフィシャルブログ『跳べないボールはただのボール ~そして伝説へ~』powered by アメブロ

パーカーと地面。

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6月だと言うのに、クソ暑い日が続いている…。


寿司に並んで大好物のアイスは


本日4本目。


このペースで行くと、箱で買った『ガツンとみかん』も今日中に全部無くなってしまう。


お腹がピーピーにならないように気をつけないと。


さっきから狭い額から、吹き出す


いや、噴き出す汗を


拭っても拭っても


私のミニタオルじゃ抑えきれない。


いっそのことダウニーでふかふかになったバスタオルで汗を拭ってやろうか?


そんな午後の昼下がり


18°の冷房の風を受けつつ


5本目のアイスに手を伸ばそうとした時瞬間


charaの『やさしいきもち』が流れる…。


電話だ。


電話の主は








『野村浩二』


5年前の


『メガネ冷凍事件』の犯人だ。


カフェ好きやら、インテリア好きやら、オカマな私と馬が合う為


今ではこう電話が来るまでの仲となった。


野村からの電話を受けると


いつも2人でランチをする表参道のカフェと向かった。








カフェに到着し


バスタオルで汗を拭いつつ


『やっほ~!』


と、1番奥に座る野村に声をかけた








しかし


野村の服装を見て戦慄が走った。


パーカーにジーパン。


こんな暑い日に?


夏日だか真夏日だかいってるこんな日にだ。


私が、茶色のポロシャツにチノハーフパンツと地面ボーイなのに対して、なんて厚着なのだろう?


しかも、黒色。


なぜ?


なぜ?こんな暑い日に?


こんな暑苦しい格好を?





は!


わかった!


これは、彼からの挑戦状だ!


挑戦状なのだ!


『なぜ、こんな暑い日にパーカーとジーパンを着ているのでしょうか?』


なんて、問題を無言で私に出しているのだ。


きっとそうだ!


この名探偵に挑戦状なのだ!


やってやる!


この謎を解いてやる!


と、野村が食べていた


このカフェの名物のメニューの『サーモンとシェーヴルチーズのロール寿司』を、無断で一切れ頬張った。


う~ん。


こんな暑い日に、この厚着。


いくつか理由が考えられる。





1、クーラーが肘にあたると痛いから。


2、日焼けしたくない。


3、野村にしては、まだまだ寒い。


4、舞台監督とかするから、なるべく黒い格好。


5、ダイエットしている。


6、オシャレだから仕方ない。


7、野村オシャレーズの公式ユニフォーム。


8、定額給付金で買った。


9、パーカーはモテるって雑誌に書いてあったから。


10、お母さんが用意してくれたから。


11、腰の痛みが和らぐ。


12、ボクシングを始めたから。


13、フードをかぶると悪そうに見えるから。


14、実は、タトゥー的なものが入っているから。


15、実は、t.A.T.u.並みにドタキャンしたことがあるから。


16、闇に紛れてこっそりズーマーの上に雑誌を置くため。


17、ラッキーアイテムが黒のパーカー。


18、髪型が綾戸智恵だ!って相方磯山にバカにされるのが悔しくて。


19、野村なりの喪服。


20、仕立屋に騙された。


21、単純に天然。


22、本当は真っ白なパーカーだったけど、黒いTシャツと洗ってしまった。


23、そう言う昆虫。


24、来る途中、ショップで冬用に買ったが、我慢できずに着ている。


25、太陽の光を吸収して、黒こげになりたい。


26、花丸木君のように最終的には全裸になるから。


27、えびちゃん好きが具現化したもの。


28、イルマリが雑誌でこういう格好していたから。


29、こう見えて、裸にペイントしてあるだけ。


30、そう言うポケモン。


31、実は、こう見えてこのカフェの店員。


32、暑い格好した方がビールが美味い。


33、実は偽物の野村ブラック。


34、野村の勝負服。


35、ザクとは違うのだよ!ザクとは!


36、パーカーのフードなんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ。


37、坊やだからさ。


38、ステルス迷彩的な雰囲気なもの。


39、『GReeeeN』的に『blaaaack』としてデビューしたいから。


40、携帯電話と色を合わせた。


41、実は、騙し絵。


42、ハンサムパーカー。


43、かぶっているのはフードだけだぜ!


44、大量のカブトムシが付いてる為、そう見える。


45、パーカーを着て、左手はそえるだけ。


46、顔は店内、体も店内。


47、天ない、いや店内の雰囲気に合わせた。


48、着るタイプのTENGA。


49、こう見えて、全身モザイク。


50、そんなことよりも、今もどこかで戦争が起きている。






きっとこの中に答えがあるはずなのだが…


私は、野村が食べていた


最後の一切れとなる『サーモンとシェーヴルチーズのロール寿司』を手に取ろうとした


瞬間


海苔が剥がれ


シェーヴルチーズが外に出てしまった。


シェーヴルチーズかぁ…。


これはヤギのチーズだ。


このヤギのチーズ特有の酸味と香りが、サーモンとなんともマッチするのだが


ヤギのチーズ。


子供の時に、『アルプスの少女ハイジ』を観て


ハイジが美味しそうに食べるのを観て羨ましく思ったものだったが。


ハイジ。







うん?


ハイジ?


ハイジ…。






HiJi。


HiーJi。


ひじ。


肘。








肘だ!


知らず知らずに野村は、ヒントを出していたのだ!


野村は、肘をかばってパーカーを着ているのだ!


そうだ!そうなんだ!


『わかったぞ!野村!クーラーが肘にあたると寒くて痛いから、パーカーを着ているのだろう!』


『え?まぁ、肘って言うか、クーラーがちょっと強いから着てるだけだけど。それがどうかした?うん?』






見事的中。


完璧な推理に野村も少し動揺を隠せないようだ。


また難事件を解決してしまった。


事件あるところに、私ありだな。


次は、どんな難事件を解決してやろうか?








私の名前は






桃井伸介。








人は、私を










名探偵寿司おじさんと呼ぶ。