和からのパン? | 江戸むらさき 磯山オフィシャルブログ『跳べないボールはただのボール ~そして伝説へ~』powered by アメブロ

和からのパン?

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最近わかったことなんですが


僕は、食べ物の食べ方で、変なところがあるみたいで。


相方野村氏や、ヒデヨシゆうきに言われて気付いたのですが


例えば、コンビニで『うどん』を買うとします。


『うどん』だけじゃ足りないからって言って、『おにぎり』買います。


もうちょっと食べたいなって言って、『サンドイッチ』を買います。


この『サンドイッチ』を買っちゃうのが変みたいで。


麺と米はわかるけど


そこにパンいけるの?


みたいな。


普通は、和で合わせてるんだから、パンいかなくね?


和からのパン?


みたいな。


僕は、単純にいろんな物を食べたいだけなんですが。


逆に僕は、いろんな物たべたいから、唐揚げ弁当とおにぎりとか買ってる奴を見ると


いやいや、弁当で米食べてるのに、おにぎり食べるの?


なんて思ってしまう。


でも、相方野村氏やヒデヨシゆうきにしたら


米と米を食べるのは、別に変じゃ無いらしい。


う~ん。


このディスカッションすると


結局は


『自分ルール』ってのがあるので、その人が良ければ、結果的に良いんじゃね?


みたいな形に落ち着くのですが。





ちなみに、写真はおにぎり4つ食べて、更に、お弁当を食べる火災報知器の高松。


食べ方が、変とか言う以前に






食べ過ぎじゃね?












『あ…。』


富士山が見えた瞬間、麻子は声を出してしまった。


『杜の都仙台』で生まれ育った麻子には、やはり富士山ってものは見慣れないもので


日本人には、この富士山は特別なもの。


ついつい心が弾んで声をあげてしまった。


しかも、この時季、富士山の山頂付近が雪化粧していて


自分の持つイメージの富士山よりとても綺麗だったのだ。


この日、麻子は


高校時代の親友の暁子に会いに行くため、新幹線で大阪に向かっていた。


暁子に会うのは、いつぶりだろう?


かれこれ暁子が仕事の都合で大阪に行ってから、5年になる。


ってことは5年会っていない。


早く暁子に会いたい。


麻婆豆腐の好きな暁子に。


富士山を見ながら、暁子を思い出していると






『富士山好きなんですか?』


隣の席に座っていた男が突然話し掛けてきた。


フィールドオブビューじゃ無いんだから。


『あっ、富士山好きです…。』


麻子は慌ててそう答えた。


『すいません。急に話しかけちゃって。僕凄い富士山好きなんで、つい嬉しくて。』


男は、1つ頭を下げながら、無邪気に笑った。


『そうなんですか?富士山ってなんか特別ですよね。』


と麻子も笑いながら返した。


『実は、絵を書いて生活してまして。富士山書くの好きなんです。あ、僕、今仁です。今仁靖久。』


今仁は、少し照れながら答えた。


『画家さんなんですか?私、松山です。松山麻子って言います。』


と麻子も照れながら答えた。


画家。


どうりで、30歳は過ぎているようだかスーツを着てるわけでは無く


何かモノを作り出すアーティストのような雰囲気をしていた。


『僕は画家って言っても…』


今仁は、全国を旅しながら絵を描いてるらしく。


そこにしか無い景色を絵に描くことがたまらなく好きらしい。


次の目的地は、麻子と同じ大阪。


話していてわかったのだが


何より今仁は話が大好きなようで


『鬼かよ!』


『~横丁。』


『ペコチン!』


など


謎の言葉を時たま発するが、話が巧く、全国を旅してるだけあって


魅力的な話をたくさん持っていた。


なかでも、アルバムの語源の話は


へぇ~!そうなんだ~!


と言ってしまう話だった。





すっかり今仁と話し込んでいると


『新大阪~!新大阪~!』


と言う車内アナウンスが聞こえてきた。


今仁と話をしていたので、あっと言う間に新大阪に到着してしまった。


『もう?大阪なんですね?今仁さんの話に聞き入っちゃいましたよ。』


とコートを羽織ながら言った。


『いやいや、麻子さんが聞き上手だから、ついつい調子に乗って話をしちゃいましたよ。』


とパタゴニアのアウターを羽織りながら返した。


『あっ!そうだ!麻子さん、駅のすぐ近くに美味しいうどん屋さんあるんですけど、行きません?隣の席になったのも何かの縁だし。是非ご馳走させてください。』


たしかに、これも何かの縁だ。


2時間30分の新幹線の旅を退屈になることなく過ごせたのも、今仁のおかけである。


う~ん。


少し考えたが


『じゃあ、ご馳走は悪いので、割り勘なら良いですよ。』


と今仁の誘いに乗った。


『じゃあ、行きますか!』


新大阪の駅から、歩いて5分ほど歩いたところにその店はあった


『なにわや』


どうやら今仁の言うその美味しいうどん屋はここらしい。


けっして良い店構えとは言えないが、知る人ぞ知る的な雰囲気だ。



店ののれんをくぐる前から、鰹節と昆布のダシのいい匂いがしてくる。


食いしん坊の麻子は、絶対美味しい店だ!と自信を持った。


『ここですよ。汚い店なんですけど、味は保証しますよ。』


と、今仁はのれんをくぐって扉を開けた


『いらっしゃい!』


と店主らしき方の、威勢の良い声が店内を響かせる。


この店内の雰囲気。


食いしん坊の麻子の自信が確信に変わった。


『どうも、ご無沙汰してます。』


と今仁が店主に挨拶した。


『おっ!久しぶりやな~。どないしたん?こんな美人連れて。自分の嫁さんかい?』


『違いますよ。勘弁してくださいよ。』


と今仁はちょっと困ったような素振りを見せた。


『麻子さん、ここのうどんは本当に美味しいですから。』


と今仁は力強く言った。


『全国を旅してる今仁さんが言うなら、間違い無いですね。』


とニコニコしながらそう答えた。


『今仁君、どないする?いつもの?』


『僕は、いつもので。えっと、麻子さんは最初なら、肉うどんがオススメですよ。』


とメニューの肉うどんを指差した。


『じゃあ、その肉うどんで。』


と麻子もメニューの肉うどんを指差した。


『このお店はよく来るんですか?』


麻子はマフラーを外しながら、聞いた。


『そうですね。大阪来たら、ここに来ないと、大阪に来たかんじしないんですよ。』


とちょっとはにかみながら答えた。


『はい!肉うどんお待ち!』


と麻子の前に、どんぶりがおかれた。


透き通ったスープに白くて綺麗なうどん。


その上に、たっぷりと牛肉、そしてネギが乗っている。


のれんをくぐる前の匂いの正体が目の前に。


『麻子さん、先に、冷めないうちにどうぞ。』


と今仁は勧めた。


『はい。お言葉に甘えてお先に、いただきます。』


と、うどんを一口すすった。


絶妙なダシ。


うどんのコシ。


牛肉の柔らかさ。


どれをとっても絶品だった。


『美味しい!こんな美味しいうどん食べたこと無いですよ。』


と麻子は嬉しそうに答えた。


『そうでしょ?美味いでしょ?本当に美味しいんですよ。』


と今仁は、満面の笑みで答えた。


今仁と言う男は、実に不思議な男だ。


けっして、飾らず


子供のように無邪気で


何時間か前に、知り合ったとは思えないほど、心許せてしまう。


この今仁のことをもっと知りたい。


もっとその無邪気な笑顔を見せて欲しい。


心からそう思った。


麻子はいつの間にか今仁に心奪われていた。





『はい!いつものお待ち!』


と店主が、今仁の前に置いた。


3人前は、あるかと言う大盛うどん。


大きく握られたおにぎりが2つ。


そして、サンドイッチ。


サンドイッチ?


うどん屋さんでサンドイッチ?


『え?サンドイッチ?』


麻子は思わず、声に出してしまった。


『変すか?変じゃ無いでしょ?このセットマジで美味いっすよ。』


と今仁は、半笑いで答えた。


そして、よく見るとGパンの前が膨らんでいた。


今仁は


なぜが勃起していた。






麻子は





わざわざ大阪まで来て殺意を覚えた…。












みたいなことがあるかもしれないから











気をつけよう。