行儀よく真面目なんて出来やしなかったの方じゃなくて。

卒業シーズンみたいで。


って言うのも


この場合の卒業は、尾崎豊的なニュアンスの方じゃなくて


この時代から的な方じゃなくて


学校的な方。








夜中２時過ぎに、近所にあるコンビニに新商品的なアイテムを物色しに行こうとブラブラ歩いておりますと


すぐ近くに居酒屋さんがございまして。


今まさに酒飲んでました的な集団がいまして。


たぶん、今日卒業して、飲みに行っちゃいますか！みたいなかんじの人たち。


あらあら。


楽しそう。


こういう人たちがいるとワクワクしてしまって


観察せずにはいられないわけです。


『マジかよ～！顔真っ赤超ウケる～！』


なんて女の子がそんなにウケてないかんじで、隣にいる男の子を指さしていて。


『やべ～！俺超テンション高いし！』


なんて言ってるけど、超なんて言うほど高くない。


なんなら少し声小さい。


『次、どこ行く？カラオケ～！』


って言ってる奴がもうすでに声ガラガラで。


『カラオケ行きたい！あ、でも腹減った～。朝早かったから超眠いよ～。』


欲望ありすぎ。


１つずつこなしていこう。


『この先に歌い放題カラオケあるよ？』


たぶん、飲み放題と言いたいんだと。


スナックじゃないんだから、今のカラオケたいがい歌い放題だし。


『早くカラオケ行こうよ～！』


うわっ！


さっきよりも声ガラガラになったし。


歌わない方がいいと思うし。


『明日のサークルの飲み会楽しみじゃね？』


いやいや。


まず、今を楽しもう。


『明日夕方からバイトだけど、そんなの関係ねぇ！』


夕方からならいいじゃん！


朝寝ても夕方なら充分じゃん！


マジで関係無いし。


『あれ？デジカメ？デジカメ？あっ！そっか！』


気になるし！


デジカメがどうなのか、すげぇ気になるし！


『よぉし！カラオケまでダッシュだぁ！』


『イエ～！』


『ハラオヘ～！』


『うたいまれくろわ～！』


ガラガラなりすぎてハラオヘ～！って言ってたし！


あと最後の奴なんて言ったかわかんないし！


酔っ払ってわけわかんなくなってるし。


う～ん。


なんだかんだ言ってすげぇ楽しそう。


大学経験の無い僕には、すげぇうらやましいですよ。







まったく！







卒業したお前たち









おめでとうだ！バカ野郎！