強烈な失敗から学ぶ事ができるか 前編 | エド金融道 (息子が「めしが食える大人になる」編)

強烈な失敗から学ぶ事ができるか 前編

私が大学院生だった時の話。

在籍していた大学にとあるシステムの導入を検討していた。

当時、システムとかITに詳しい人材は大学運営においても貴重だったので、そういう相談も学生の私のところに来て任されていた。でも、別に辞令とかある訳でもなくて、給料とかもなくて、なんとなく対応していた。

ある日、そのシステムの売り込みをしたい、某大企業のシステム会社さんが私のところに来て、是非、一度打ち合わせのお時間をくれませんか?と頼んだ。私は、「はい。」と気楽にOKをした。

 

だが・・・その打ち合わせの日、私はその予定をすっかり忘れて、パチスロに行っていた。

このブログを読めば分かるが、大学生時代の私は、「クソ人間」だった。とりあえず、朝からパチスロに行って、当たらない時は研究室に顔を出して、存在をアピールして、そこから、学生ベンチャーの会社に出社して、働いて、飲んで深夜に帰るというクソ生活。

 

その日は、大学の近くのパチンコ屋でたまたま連チャン中。研究室の秘書さんから何度か電話があったのだが、連チャン中なので出るのやめた。このあたりが、かなりクソ人間。

夕方、研究室に行くと、秘書さんから、「昼に、A社の方が探していましたよ?部長を連れて来たから挨拶したいって」。

学生時代の私は、さすがに悪いと思いすぐに担当の方に電話して謝った。結局、日を改めてという事で何も言われなかった。

 

がっ・・・今になって、一層、やばいことをしたと気づいているが、大企業の部長さんのアポをすっぽかすって・・・絶対にありえない。もう、本当に土下座でも許されない事をしてしまった。というか、単なる学生に対して大企業の部長が挨拶に来るってのがおかしいけど、思い返すと確かにそんな規模の金額のシステムだった。大学の予算だから対してまったく気にしていなかったが、そんなシステムの導入が決めるような意見をする権限が私に与えられていたのだと、後から気づいた。

最終的には、その会社のシステムが導入されたので、担当の方も救われたとは思うが、今でも、ただただ、申し訳なかったと思う。

 

私は、その経験から、人とのアポについては、絶対に忘れないように、すぐにカレンダーソフトとかに登録して、必ず、毎日、スケジュールを朝に一度確認して、外部の人のアポは最低でも30分前、できれば1時間前とかに打ち合わせの場所に到着するとか、打ち合わせの準備を開始するようにしている。社会人として当たり前の事だけれども、過去の経験から、他の人より相当意識していると思う。

 

私はクソ人間だったけど、この時期に、こういう大きな失敗を幾つか経験した。

学生だったからまだ許して貰える事ばかりだったので、この時期の失敗は本当に重要だ。

 

さて、相当長い前置きだったが・・・なんでこんな話をしたのかと言うと、週末に「なし男」が大失敗をやらかした。

このお話は、次回に続く(笑