斎場に着くとすぐに
Sちゃんママがいました。

「こんな遠いのに来てくれたんだね
ありがとう!」

気丈に落ち着いて話して
くれているのに
私の方が感情が爆発してしまって

「ごめんね!ごめんね!」

先日会った時に何も聞かなかったこと。

病院に行きたかったけど
行けなかったこと。

号泣してしまいました。

大泣きしすぎて逆に気を使わせて
しまいましたよ。反省です。

当時のがんセンターの入院仲間
たちもみんな到着して久しぶりに
会いました。

みんなそれぞれ遠くてなかなか
会えなかったけど
こんなことで会いたくなかったね…
と話していました。

久々の再会で喜ぶ子どもたち。
みかんより小さい子はあまり
理解できてないようで
「あれ?Sちゃんはどこ?」
と、探していて

そんな様子を見ていたらずっと
涙が止まりません。

滞りなくお通夜は終わり
最後のお別れに
なりました。

みかんが
「見たくない!嫌だ!」
と大泣きして拒否したんですが
最後だからちゃんとお別れしよう?
と嗜めてSちゃんの側に連れて
行きました。

すごく綺麗なお顔でした。
笑っていましたよ。
楽しい夢をみて寝ているようでした。

みかんもSちゃんの安らかな
お顔をみて少し落ち着いたよう
でした。

「Sちゃん長いあいだ
治療頑張ったね。
もう苦しくないね。
みかんといっぱい遊んでくれて
ありがとう。
天国で幸せに過ごしてね」

みかんと手を合わせました。

他の子が
「Sちゃーん!起きて!」
と言ってるのを聞いて

また涙が溢れてきます。

子どものお通夜なんて
こんなつらいことは
ないと思いましたね…。