撫養街道②-2(阿波病院→脇町) | Eddie's Diary

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メインテーマのない気まぐれDiaryです。
旧街道を歩く旅、ダイビング(休止中)、山登り、ムスメや日々の出来事
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大阪人ですがあちらこちらへ出没します~。

<2023年11月23日>

先週木曜日の撫養街道の後半です。

(前半は→ 撫養街道②-1(鍛冶屋原→阿波病院) | Eddie's Diary (ameblo.jp) )

 

休憩した阿波病院前のローソンを出発し、日開谷川を渡ります。

 

史跡はほとんどないのですが旧街道らしい趣きのある道が続きます。

 

庚申塔と干し柿。

干し柿を吊るしている家が多かったです。

 

建ってる家は今風ですが旧街道感は十分にありますね。

 

土塀の壁と紅葉。

鮮やかです。

 

ミカンも鮮やかに色づいてました。

 

一番右の庚申塔は貞享年間、真ん中は元禄年間のもの。

1600年代後半ですからかなり古いです。

 

これも元禄時代のもの。

ちょっとイラストっぽくてかわいく見えます。

 

県道12号とは何度目の分岐になるのだろ~か??

 

蔵風の大きな建物とその奥にも大きなお屋敷。

個人宅にしては相当に大きいのですが何をするとこか気になります。

 

しばらく家並みが続いたら・・・・

 

田畑が広がり吉野川の向こうの山並みが一望できます。

 

小さな川にぶつかったので県道に迂回、対岸から旧道に下りていきます。

 

どこでもそうですが田舎の旧街道は人が歩いていません。

 

家並みを抜けると南西の吉野川方向に大きく膨らんで進みます。

吉野川は洪水などで流路もおそらく変わることもあったはずなので、

全くの昔のままのルートではないかと思います。

 

しかしかなり古そうな石仏が三体祀られてました。

若干道筋が変わっててもこの辺りに街道があったのは間違いなさそうです。

 

旧街道らしい家並みもいいのですが、開放感のある歩き旅も良き哉、です。

 

古くからあるお堂と向かいにやはり古そうな墓地がありましたので、

改めて旧街道ルートであると確信を持てました。

 

吉野川の堤防の際までやってきました。

数百m堤防沿いに歩きますが、川の流れは見えません。

 

大きな木がシンボルとなった岩津八幡神社の鳥居の足元に道標。

「左 むやみち 十里」 「右 とくしま道 八里」

 

街道を横切る県道の岩津橋。

以前四国担当の出張時にこの橋で吉野川を渡ったことがあります。

 

うだつの上がる家を過ぎてしばらく進むと・・・・、

 

石柱が2本立っています。

 

「従是西 徳島懸美馬郡」 「従是東 阿波國阿波〇」、〇はたぶん郡の字でしょう。

古いもののようですが右側は側面に大正三年と彫られています。

左側も阿波國でなく徳島懸とあるので明治以降かと思われます。

この郡界石が今も市境になっており、阿波市から美馬市に入っていきます。

 

美馬市に入ってすぐに曽江谷川を渡るのですが川べりへ進む道は消滅。

この日3度目の県道迂回で川を越えていきます。

 

県道から反れる脇に猿田彦の石碑。

昔はもっと大きな祠で祀られてた??

 

こちらには石仏が鎮座しています。

これもかなり古そうですがよだれかけはなぜかスヌーピー柄でした。

 

22kmを越えて少々足が疲れてきましたがゴールまでもうちょい、頑張ります。

 

西向きに歩いてきましたがここで真南へ左折します。

 

出発から24kmあまりの左折した先の交差点で終えるつもりでしたが、

少し時間が早かったのでもう一足伸ばすことにしました。

 

やはり出張時代に車で走った記憶のある県道を進みます。

 

駅に近いこの辺りが次の宿場町と思ってたのですが違ったようです。

 

右手が山裾でしたが、この辺から両側に店が連なるようになりました。

そろそろ宿場町脇町宿になるようです。

祝日の午後ですが店舗はほぼ全部閉まっており寂しげな姿でした。

 

脇町宿の中心部に入る手前のこの橋でおひらきといたしました。

 

2回目の撫養街道の旅は25kmあまり。

晩秋にしては寒さもなく良い天気の中快適に歩くことができました。

次回は約30km越え、一気に終点の三好市の州津の渡し跡まで歩く予定です。

おそらく来年ですが、この日同様にフェリーで徳島入りをすることになりそうです。

 

 

街道歩き後は少し寄り道をしてからJR四国穴吹駅へ。

旧街道以外の約3.5kmを歩くのはキツかった~。

さて、穴吹駅からは徳島駅まで普通電車(気動車)に乗りましたが、

その前にやってきた特急剣山の車両はアンパンマンラッピングでした爆  笑