八尾街道(大和川→八尾) | Eddie's Diary

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メインテーマのない気まぐれDiaryです。
旧街道を歩く旅、ダイビング(休止中)、山登り、ムスメや日々の出来事
などなどをつづっております。
大阪人ですがあちらこちらへ出没します~。

チビからうつされたカゼがすっきりせず。
連休の予定も狂ってしまい、今日は試運転を兼ねての街道旅。
近場の八尾街道を歩いてきました~

阪堺電車大和川駅を降り、紀州街道青矢印)を大阪市内へ渡った所からスタートです。
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しばらく大和川の堤防を上流に向かって歩き、大阪市住之江区から住吉区へ。
踏切は乗ってきた阪堺電車
ちょうど今の時期、高校の体育祭の応援団の練習をこの河原でやったのを思い出しました
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南海高野線の手前で左に折れ、ちょうど5年前に歩いた熊野街道と重複します。
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500mほどで熊野街道と分かれ、南海高野線我孫子道駅あたりからは街道が消滅。
JR阪和線我孫子町駅を経由し、適当に町中を歩いていくことにします。
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長居公園の南西角あたりからの長居公園通が復活した街道になります。
この通りの北側から東住吉区です。
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長居公園を通り過ぎ下高野街道と交差した先で北上、
昔からの住宅街っぽい旧道に入ります。
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明治初期の地図が掲示されてましたが、まさに昔の道が今も生きています。
上の住宅街は地図の下の鷹合村のあたりですね。
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地蔵堂がある道はやはり昔からの道。
ちゃんとお祀りされています。
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街道沿いにあった2つの道標。
「はりみち」 「でんしゃのりば」
平安時代から現代まで治療を続けている鍼灸院が設置したとか。
なので「はりみち」。
電車は今はなき南海平野線の中野駅を指したもの。
今は地下鉄の駒川中野駅になってるのかな??
ちなみにこの近くの近鉄の針中野駅の駅名はその中野鍼灸院から取ったものだそうです。
さらに地名まで針中野、たいしたモンです!
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この平等橋を過ぎると再び街道は消滅するので、一気に平野区までワープします。
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地下鉄谷町線平野駅の地上から街道復活。
ビルとビルの間の細い道ですね。
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しばらく住宅街の街道を歩くと、昔の自治都市平野に入っていきます。
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街道はアーケードの商店街へ入るのですが、その角にも道標がありました。
「右 八尾 志ぎ山」 「左 なかの 住よし さかい」 「右 ふぢゐ寺 大峯山上」
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古いお茶屋さんやレトロな新聞販売店の建物がいい感じ。
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商店街の中で中高野街道と交差してアーケードを出て少し歩くと、
平野郷の東の出口、樋ノ尻口地蔵です。
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かつて使われていた良質の水が湧いたという井戸の跡も残っていました。
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八尾まで歩いた竜田越奈良街道紫矢印)とクロスし東へ進みます。
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この後も不明となってしまった所があり、加美駅あたりから再び街道復活、
近畿自動車道をくぐるところから八尾市に入ります。
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八尾市に入り府道から分岐すると舗装の色が変わりました。
街道は戦国時代に誕生した久宝寺の寺内町の中を抜けていきます。
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久宝寺駅というのもあるので地名は知っていましたが、
こんな昔の町並みが残っているのは今日初めて知りました。
昔の町並みがいい味を出していました。
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久宝寺の寺内町を抜けると、今年の桜の頃に歩いた北八尾街道黄矢印)と接続。
交点の右手には常夜燈と道標がありました。
今日は道標がいっぱいでうれしいです
「北 左 信貴山道」 「右 かしわら国分 すぐ 信貴山道」
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八尾の中心部も寺内町だったようですが、久宝寺とは違って完全に都市化しています。
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まだありましたよ、道標。
「左 信貴山 ならいせ 道」
おっ、伊勢の名が出てきましたね。
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道標の脇にはさすがに地元八尾市だけあって、八尾街道の説明版が設置されていました。
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ついでにもひとつ道標。
これは大阪府が設置したものなので比較的新しいものです。
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今風な外観の八尾市役所の裏を街道は南下します。
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見た目フツーの住宅街なんですが、こんな橋があると歴史ある道であることを感じます。
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一方で真新しい八尾街道の表示もなされています。
八尾市が街道の保全に力を入れてるということでしょうね。
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JR関西本線の踏切を渡り、ほんの2~30mで八尾街道は終点、
数百m手前まで歩いた竜田越奈良街道と再びここでつながります。
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ルートがわかるローカルな街道をとりあえず踏破しようと軽い気持ちで歩いた八尾街道。
意外と歴史を感じる奥の深い17kmの旅でした。
街道旅をする者にとっては道標がたくさん見られるとやはり喜びを感じるもので、
そういう意味ではこの八尾街道はなかなか当方にとっては評価の高い道になりましたグッド!
さて、この先は丸1年放置している竜田越奈良街道とつないで奈良へ進まねば・・・・。
 
帰宅はJR関西本線八尾駅から。
今年の9月は涼しいとはいえ、電車の冷房が気持ちよかったです~!
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