久しぶりにローカルな街道の登場です。
淡路街道です。
といってもわざわざ淡路島へ行ったのではなく、これは和歌山市内の街道。
淡路島の海を挟んだ向かいの加太の町から和歌山城下へ向かいます。
まず降り立ったのは南海加太線の加太駅。
駅から1kmあまりの所に、大阪南部の人にとってはメジャーな海水浴場があります。
当方も小さい頃から何度か行きましたが、電車でこの加太に来るのは小学校の遠足以来です。
この淡路街道は資料等がほとんどなく、どこがスタートかがよくわかりません。
なので道標があったこの加太春日神社を便宜上スタートとしたいと思います。
道標は「左 あわしま道」 「右 わか山道」。
ここか淡島神社へのわずか1km弱を淡島街道というらしい、と今さっき知りました。
街道っぽくない村の中を歩くと同じ道標が立っていました。
そこからしばらくは県道歩きになります。
二またに分かれる信号を左へ100mほど行くと加太駅です。
加太線沿いに少し歩くと地道に入っていきます。
いちおう地図はあったのですが情報不足なので、どこまでこんな道が続くのかちょっと不安・・・・。
加太線の踏切にぶち当たり、おそらく暫定道であろう道を再び県道へ上がって行きました。
この先は変化のない単調な県道&住宅街なので端折らせていただきます~。
青矢印はここから分岐する上淡路街道です。
山沿いに東へ進み、粉河で大和街道とつながります。
昨日はほとんどこんな↑風景でした。
加太線の八幡前駅前を通過~。
続いて中松江駅西側の踏切を通過~。
東松江駅近くから暫定道を通り、再び旧道へ。
和歌山市の中心部へ近づくにつれ、同じ住宅街ながら心なしか田舎チックさが抜けてきます。
国道26号線を横切ります。
一直線に続く街道の突き当たりは紀ノ川の堤防です。
ですが、淡路街道はここ和歌山市北島まで。
孝子越街道(青矢印)と一体化して和歌山城へ続くのですが、そちらはまだ泉佐野までしか歩いてません。
なのでここへ到達してから、続きは孝子越街道として進みたいと思います。
(2023年2月追記:青矢印は孝子越街道ではありません)
結局、「淡路街道」を示すものは何一つありませんでした。
史跡もしょっぱなの道標のみ。
まぁ残念といえば残念なのですが、ローカルな街道にありがちなパターンなのでしかたないですね。
個人的にはこんな機会でもなければ乗ることのない加太線に乗れたので、良しとしたいと思います。
で、街道Walk終了後は・・・・
紀ノ川の堤防からバイク・自転車&歩行者専用の橋で対岸の和歌山市駅へ(真ん中の四角いビル)。
この橋、今のルートになる前(昭和25年まで)の加太線の線路跡だそうです。
橋の上から上流側をパチリ。
この南海本線和歌山市駅から帰宅の途につきました。