北国街道<北陸道>③-2(中河内→今庄) | Eddie's Diary

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旧街道を歩く旅、ダイビング(休止中)、山登り、ムスメや日々の出来事
などなどをつづっております。
大阪人ですがあちらこちらへ出没します~。

GWの北国街道歩きの後半です。

(前半は→ https://ameblo.jp/edix817519/entry-12460791316.html

 

滋賀県最北部の集落、元宿場町の中河内宿を抜けていきます。

昭和31年に火事で焼けるまでは昔の宿場の風景が残ってたのかも?と思うと残念ですね。

 

このあとは福井県との県境まで国道365号線を続けます。

高速を使わなければ距離が短いルートなので、車の通行が意外と多かったです。

 

峠まで再び登ってきました。

峠のすぐ手前のスキー場ですが、ドローンパークとの旗が立ってます。

夏場はドローンの練習場として営業しているようです。

ドローンパークで営業が成り立つほど、ドローンを持ってる人っていてるんですかね。

 

スキー場のすぐ先が標高538mの栃ノ木峠です。

 

旧街道は峠の橋のあたりから谷間の方?へ下りていくのですが、

消滅してしまってるので国道をそのまま歩いていきます。

 

滋賀県長浜市から福井県南越前町に入ります。

 

標高が高いので山の中に桜がまだポツポツと咲いてます。

 

この先ヘアピンカーブが連続、赤い点々のところまで一気に高度を下げていきます。

 

この堰のあたりで旧街道が出てくるそうです。

 

ここでまた右手の廃道となった旧国道へ進みます。

 

で、このスキー場へ上がる坂へ。

ここは注意していないと、うっかり国道を進んでしまうかもしれません。

 

坂を上がってすぐに右への分岐を下りると・・・・

 

宿場であった板取宿に入ります。

 

板取宿には古き宿場の風景が残されています。

短い区間に茅葺き屋根の家が5軒ほど。

維持するのは大変かもしれませんが、いつまでも残していってほしいものです。

 

坂を下りて逆方向から。

イイですね、この風景。

 

板取宿の説明板がありました。

峠を控えた宿場として相当栄えた様子が読み取れますが、

今では表札のある家が1軒だけでした。

 

茅葺き屋根の箇所を過ぎて国道を少し進んだ先にも宿場町(集落?)が続いていたようです。

道の両側に家が建つ十分な幅がありましたが、今はどこも草地となってました。

 

板取宿から再び国道歩きですが、所々で旧道の藪道や集落の中を進みます。

 

スタートして30km近く歩いたあたりでしょうか。

マメが成長する気配もなく、街道(国道?)を快調に進みます。

 

ここで左へ入るのですが、この先の村の中は右折や左折を繰り返すので、

事前に準備しておかないと間違いやすいかと思われます。

 

ひときわ高い杉の木。

鉛筆の先っちょみたいです。

 

峠越えをしてきたのですが、山が両側に下がり、平地が多くなってきました。

 

街道は国道の西側に出て集落の中を北上。

この日の終点まであと少しとなりました。

 

JR北陸本線の踏切を渡りその先で右折をします。

本来の街道は踏切の手前から斜めの方に進んでいたようです。

 

大きな道標が立っています。

逆光気味でちょっと見えにくくなってしまいました。

 

道標は元々はこの場所にあったそうです。

赤矢印がこれまで歩いてきた栃ノ木峠越えの北国街道。

左のオレンジ矢印は敦賀から木の芽峠を越えてくる古い時代の北陸道。

その二つがここで合流します。

後々、木の芽峠越えの道も踏破したいと考えてます。

 

二つの街道が合わさってすぐに、宿場町今庄宿へと入っていきます。

 

今庄宿は宿場町の風情が色濃く残っています。

 

江戸期に創業した店も残っています。

酒造会社は4軒ほどあるようです。

 

京都・滋賀で普通に見られた紅殻塗りの家は、ここ今庄でも見ることができます。

 

趣きのある旧家が多く見られます。

 

観光地化してる気配はないのですが、観光客らしき人たちも。

単に地酒造りの店に寄っただけなのかもしれませんが・・・・。

 

余呉から35kmあまり歩いてきた栃ノ木峠越えの北国街道。

今庄宿のど真ん中でブレイクといたします。

 

 

次回の北国街道は今庄宿から福井市方向へと進んでいきます。

遠方なのでまたしばらく塩漬けするかもしれませんが、できれば1年以内に北上したいものです。

 

帰宅は北陸本線今庄駅から車を停めた余呉駅へ。

車に乗った後は、GWの渋滞でエライ時間がかかってしまいましたガーン