さて、昨夜の続きです。
あなたの自己PR文には「私は○○な人間です」と書かれていないか?
(※○○は、あなたが最もPRしたい自分の特徴や性質など)
もしその空欄に、ポジティブな形容詞・形容動詞が入っていたら、要注意。
「私は前向きな人間です」「元気いっぱい人間です」「思いやりがあります」「好奇心の強い、クリエイティブな人間です」
…そんなことを臆面もなく書いていたら、冷や汗をかいてほしい。あなたはその文章を読む人に「そんな気恥ずかしいことを、臆面もなく書いちゃうのね」という印象を与えている可能性がある。
少なくとも私が学生の書類選考・面接を担当したとき、大多数を占めるこの手の自己PRを目にすると、反射的に「あーあ、この子もか、残念」と思ったものだ。
じゃあどんな自己PRならよいか?
矛盾するようだが、「自己PRに陥りすぎていないPR」が最強だ。
「私にはこんないいところがあります!」ではない。
他人にアピールしたいことほど、自分から言うのは損なものだ。
「あたしって○○なヒトなの~」などという勘違い女子の発言と同じく、ひどく薄っぺらく見えるからだ。
あなたをどう解釈するか、どんな性質だと思うかは、相手の自由。
自己解釈をおひろめするのではなく、相手に解釈してもらうことが肝心なのです。
そのため自己PRに必要なのは、相手があなたを解釈するための材料・資料としての「具体的な事実」。
自分が解釈してほしいように相手から解釈されるために、適切な事実を選び、誘導するのだ。
例えば、「物事を長く続けられます。4年間毎朝ずっとジョギングをしていました」と書けば、相手は「根気と体力があるんだな」と思う。
「好きなことにはこだわります。毎週土日に新しいラーメン店を食べ歩き、感想をブログにまとめていました」とあれば、「好奇心や行動力がありそうだな」と思われる。
自ら「私には根気と体力(or好奇心や行動力)があります!」とアピールするより、ずっと奥行きのある印象を与えられる。
これは就活に限らないし、文章にも限らない。SNSでも日常会話でも同じこと。
「自分で言っちゃあ、おしまいよ」
それを念頭において「へえ」「ふうん」「ちょっといい感じ」と思われる自己PRを書いてください。