晴天と雨、春と冬が毎日入れ替わるような、安定しない天気が続く。
歌舞伎座のリニューアルオープンを記念し、歌舞伎役者オールスターズが顔をそろえて銀座通りを練り歩く「お練り」が開催され、小雨ながらものすごい人出だったらしい。
私のいるオフィスも銀座の近くだが、見に行けなくて残念だった。
そのテレビ中継での、ちょっといいセリフ。
(他人のテキストにダメ出しするだけというのも気分が上がらないので、感心させられたテキストも収集していくことにしました)
歌舞伎俳優たちが所属する、日本俳優協会会長の坂田藤十郎翁が
「雨が降って、芝居小屋にはお客様がふり込んでくる。縁起のいい門出です」と挨拶したとか。
悪天というイメージを、(駄洒落ながら)レトリックでポジティブなものに転換した、好例じゃなかろうか。
テレビ中継で見ていた知人は「さすが、しゃれた挨拶」と感心していた。
街頭インタビューに「感動、感激の涙雨でした」などと話す観客もいたようで、こちらも気が利いている。
慶事の日に雨に降られてしまったら…。
パッと思いつくのは「雨降って地固まるといいますが…」くらいだったが、
多湿な日本。雨天をめでたく変換する粋な表現を、日頃からストックしておくほうがいいかも、と思う日だった。
Android携帯からの投稿