こんにちわ。ニシ子です。
明日はお休み!ということで、おすすめの展覧会をご紹介。
今月号のカルチャーに掲載している「プーシキン美術館展」です。
ロシアを代表する美術館のひとつ、プーシキン美術館。
ここにはフランス近代絵画の名作が数多く収蔵されています。
なぜ、ロシアにフランスの絵が? と不思議に思われる方も多いかもしれません。
17世紀、フランスはあらゆる文化の中心でした。
遠く離れたロシアでもその影響は色濃く、貴族たちの間でフランス語が使われたりするなど、フランスの文化に触れることは重要な教養のひとつだったのです。
そんな中、王族が絵画を収集しはじめます。エカテリーナ2世は国の威信をかけて、質・量ともに圧倒的な規模の作品を収集しました。フランスの文化人とも交流があったそう。
その後も引き続き、貴族、富豪たちにより、集められたフランス絵画のコレクションがプーシキン美術館に所蔵されているというわけなのです。
大富豪のモロゾフやシチューキンは自らパリに赴き、当時フランス人からも注目されていなかった、ルノワールやセザンヌ、ピカソやマティスなど、前衛的な印象派、ポスト印象派の作家たちの作品を買い漁ります。フランスで生まれた才能をいち早く見つけた彼らの功績ははかり知れません。
そんなフランスに憧れた人々のコレクター魂が発揮された珠玉の名画の数々が一堂に会するのがこのプーシキン美術館展なのです。これを逃すと、おそらく次はロシアに行かねば観れません!この機会に名だたる名画の数々をその目に焼き付けてください。
そして合わせて楽しんでいただきたいのが、現在「HOTEL STYLE NOW!」で掲載中のホテルオークラ神戸のコラボランチ。
展覧会のメインビジュアルになっている、ルノワールの印象派時代最高の肖像画と言われる「ジャンヌ・サマリーの肖像」からインスパイアされた見た目も美しい品々が並びます。
詳細はこちらを見ていただくとして、ここでは試食会の写真をお楽しみください。(メインを撮り忘れてしまいましたが・・・)