こんにちわ プラスルミノ編集部 ニシ子です。
皆さん連休は満喫されましたか?
私は、18(日)に堀江にあるアートスペース「PULP (パルプ)」にて開催された「sajiの世界」のフードインスタレーションへ、何やら美味しいものが食べられるらしいとの噂を聞きつけ、編集部michikoちゃんと一緒にお腹を空かせて行ってきました。
会場につくと、たくさんのたこ焼きがアートに盛り付けられていました。
たこ焼きはタコ以外にコーンやツナなど、色んな具材が入っていたり、トマトソースをつけるとさらに美味しい!
受付で渡された爪楊枝で、皆でたこ焼きをつつく姿は、傍から見ると不思議な光景だったはず。
なぜギャラリーでたこ焼き?っと疑問に思われる人もいるかと思いますが、これも「saji 」の活動の一環。
saji は、「今、食べているものが10年後のあなたの体をつくる」というコンセプトのもと、フォトグラファーmihoさんを中心に活動しているプロジェクトです。
“食”をテーマに国内外でイベントや作品集を発表されているのですが、今回その作品集「saji3.0」の刊行を記念して、食の写真展とフードインスタレーションが行われたというわけ。
このフードインスタレーションはパリでも開催され大好評だったとのこと。
今回、たこ焼きにしたのは、やっぱり大阪ということもあり、ギャラリーの方から提案があったそうです。
そもそもなぜ“食”をテーマにしたプロジェクトを始めようと思ったのか? 相当なグルメ志向の方なのかしら?と思い、会場にいたmihoさんにお話を伺ってみました。
mihoさんは小さい頃、ご両親が共働きだったため、ご飯はいつもデリバリーものを一人で食べていたそう。
当時は、特に美味しいとも不味いとも思わず、ただ食べていただけで、“食”というものに興味が湧くことはなかったとか。
フォトグラファーとして、フードコーディネーター方とお仕事をした時「料理ってこんなに簡単にできるんだ!」と気づかれたのが、きっかけだったとのこと。
そこから、たくさんの人に“食べること”について興味を持ってもらおうと、このプロジェクトを始められたそうです。
mihoさんのプロジェクトが面白いのは、その食に対するアプローチがすごく鮮烈でユニークということ。
中にはダークな雰囲気の作品もあり、見てるこっちもゾクゾク。
ただ美味しいそうな料理が並んでいるレシピ本とは違い、一枚一枚にコンセプトとメッセージが込められているので、見て、考えて、楽しめます。
下の写真は、かわいい白クマが載ったトマトのムース、よく見るとガラスの器の下部が溶けています。
ちなみに、この料理とっても美味しかったんだそう。
作品集には作品に登場した料理のレシピが載っていて、自分で再現可能。
あまり料理ができませんが、チャレンジしてみたい!
他にも会場では、Postics さんによるライブペインティングもあって、とっても楽しかったです。
次の日は「お菓子の日」としてドーナツが出たそう。
そっちも行ってみたかった!
残念ながら、展示は終了してしまいましたが、作品集はネットでも購入可能です。
詳しくはこちらをどうぞ。