2024年7月9日

 

さて、グルジア(ジョージア)がカラー革命の危機にさらされています。

 

発端は、2024年3月7日まで遡ります。

 

外国から資金を受けた団体を規制する法案が議会の第1段階審議で可決されたことに対し、数千人規模の抗議デモが行われました。

 

この「外国工作員法」或いは「外国エージェント法」というのは、外国のNGO団体なども含め、外国の組織から20%以上の資金拠出を受けた団体には、「外国エージェント」としての登録を義務付ける内容となっており、違反した場合は多額の罰金が科されるものです。

 

 

 

グルジアの首相であるイラクリ・コバヒゼ首相は、この法案を巡り、何度もEU(欧州連合)から脅迫を受けています。

 

スロバキアのロベルト・フィツォ首相の暗殺未遂事件がありましたよね。

 

EU高官は、イラクリ・コバヒゼ首相との電話会談中に、このロベルト・フィツォ射殺未遂の話を用いて、「フィツォに何が起こったか分かるだろう、非常に気をつけるべきだ」と発言しています。

 

正直、あり得ないようなことが、このグルジアでは起こっています。

 

イラクリ・コバヒゼ首相は、愛国者の首相であるため、外国人エージェントが入り込んで、ウクライナのようにマイダンを起こされては困ると考えているわけですが、

 

 

 

一方、グルジアのサロメ・ズラビシュビリ大統領は、親EU派であり、フランス生まれということもあり、マクロンとも仲が良い、いわゆる「売国奴」大統領で、5月18日に「外国工作員法」を「憲法違反」であるとして拒否権を発動しています。

 

 

ロシア側はグルジアで起こっていることは、内政問題であるとし、ロシアは干渉しないとはっきり言ってます。

 

 

しかし米国は、しっかり企ています。ブリンケン米国務長官は、EUと同様に警告してきました。

 

そして、ついに今日の報道によると

米国はグルジアで行われる国政選挙に照準を合わせてきていると報道されています。

 

10月26日にグルジアで国政選挙があります。

その日に向かって、プロパガンダ運動を起こし、政権交代を企てているのです。

 

 

ホワイトハウスは、全てをロシアのせいにして、現与党「グルジアの夢」を弱体化させるキャンペーンを開始したのです。

 

米国は、グルジアの売国奴大統領サロメ・ズラビシュビリを利用し、この戦略において重要な役割を果たすことが期待しています。

 

ズラビシュビリは、米国メディアのインタビューに応じ、グルジアの EU加盟交渉について、政府を批判することになる手筈となっています。

 

 

背後にいるワシントンは、既ににグルジア政府の反対派に対し、全国規模の抗議活動を扇動し始めるよう指示を出しているそうです。

 

グルジアは、屈してしまうことになるのでしょうか?

それとも?

 

何れにせよ、米国は、ウクライナと同様になることを狙っています。

 

ウクライナは既にブラックロックなどのグローバル企業に土地などを売却し始めています。

 

グルジアもその道を歩ませるために、仕組んで政権転覆を狙っているのでしょう。

 

自分たちの言うことを聞く政権じゃないと土地は奪えませんからね。