本日、7月7日

 

私は、歴史好きが高じ、聖書を勉強し始めて早2年目。

 

今回は何故、米国はイスラエルを擁護する立場を取っているのかに迫りたいと思います

 

まず、行き過ぎた「ディスペンセーション主義」のキリスト教について考察してみたいと思います。

 

この「ディスペンセーション主義」とは、キリスト教神学上の思想であり、終末論の考え方の一つです。

 

米国の共和党を支持するキリスト教の教派は「福音派」です。

この「ディスペンセ―ション主義」が「福音派」の源流の一つだと言われています。

 

 

ここで「ディスペンセ―ション主義」について詳しくWikipediaに書かれていました。

 

特徴

  • 神の計画における、イスラエルと教会の分離。イスラエルは地上的神権政治的存在であり、教会は霊的普遍的存在になると考える。
  • 旧約聖書の文字通りの解釈に基づいている。
  • 教会の時代は、来るべきユダヤ的千年王国との間に、挟まれた挿入であり、旧約聖書に預言によって示されていた奥義であると考える。
  • 千年王国の到来によって、地上より教会は取り除かれると考える。
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  • パレスチナの相続、神殿の復興、ダビデ王朝における異邦人世界の統治など、イスラエルに関する旧約聖書の預言が文字通り成就すると考える。
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  • ヨハネの黙示録、福音書の終末に関する記述は、全て教会に関する終末論ではなく、イスラエルに対する神の計画としての終末論と考える。

 

七つの契約時期

ディスペンセーション神学が主張する、七つの契約時期

1.無垢の時代
天地創造からアダムとエバのエデンの園追放までの時代。

人間は無垢の状態で創造された。しかし、罪を犯した結果、霊的な死、罪の知識、神からの交わりの喪失がもたらされ、エデンの園からアダムとエバが追放された時にこの時代は終わった。

2.良心の時代
創世記3章7節から8章19節までの洪水の前までの時代。

善悪を知るようになった人間は、自分の良心に基づいて生きるように、与えられていた神の知識に基づいて生きるように要求されていた。しかし、人間の邪悪さが極まったので、神は洪水によって人間を滅ぼすことになった。

3.人間による統治の時代
洪水後から、神が人間を地の前面に散らされるまでの時代。

人間は肉を食べることが許されるなど、それまでとは違った、生活が始まった。人間が神の権威に対抗して、バベルの塔を建てたことによって、神は人間の言語を混乱させて、人間の文明は散り散りにされた。

4.約束の時代
アブラハムの召しから、モーセに律法が与えられた時までの時代。

このディスペンセーションはイスラエル人だけのもので、異邦人は前の時代のままである。イスラエルにはアブラハムに啓示された、神の約束を信じる責任が与えられた。

5.律法の時代
モーセの律法が与えられた時から、ペンテコステのまでの時代。

それまで、イスラエルの民はモーセの律法に支配されていた。神の祝福は、イスラエル人が律法に服従することを条件にしていた。しかし、民は律法を破り、偶像礼拝を行ったために、イスラエル王国は二つに分裂して、北イスラエル王国はアッシリアに、南ユダ王国は新バビロニアへ捕囚になった。さらに、イスラエルはメシヤとしてこられたキリストを拒絶したので、神のさばきをもたらし、エルサレムは崩壊して、イスラエルの民は全世界に離散した。

6.恵みの時代
キリストの死と復活から始まって、現在も継続しており、携挙で終わる時代。

この時代には、人間に課せられた責任は、キリストを受け入れ、聖霊に導かれて歩むことである。救いは信仰のみによることが明白にされた時代である。

恵みの時代はパウロが書簡を書き始めた時から始まったとする、ウルトラ・ディスペンセーション主義と呼ばれる立場もある。

7.御国の時代
キリストの再臨をもって始まる時代、地上における人間生活最後の千年間の時代。

この時代に、ダビデに約束された御国が建てられる。イスラエル国が回復して、回心する、千年の間、国々の長、また、祭司の国として復活する。御国の時代における人間の責任は、主としてキリストに服従することである。この時代は、サタンが縛られ、悪霊どもの活動が阻止される。


この「ディスペンセーション主義」は、主にプロテスタントの教派で、カトリックやロシア正教などにはないようです。

 

私が今、聖書を勉強するために通っている教会は、プロテスタントの教会です。

 

彼らの多くは、キリストの復活を信じ、携挙、千年王国を信じているようです。

 

しかし、それは現在の国である「イスラエル」を指すのではないようです。

 

ところが、米国の「福音派」と言われる人々は、聖書に出て来る「イスラエル」は、現在の「イスラエル」の地であると認識しているようです。

 

彼らは、上記の「7.御国の時代」にもありますように、キリストの再臨を待っているようです。

 

ユダヤ人をイスラエルに入植させ、イスラエル国を回復させる。パレスチナ人を追い出して、二千年前のイスラエルの状態に戻すということなのでしょうか?

 

↓ この動画を御覧ください。このような考え方を持つ米国人が多いとしたなら、それこそグレーターイスラエルなど、パレスチナ人を追い出しにかかることにもなるのでしょうか。

 

 

 

 

しかし、古代ユダヤ人というのは、現在のパレスチナ人であって、ヨーロッパから入植してきたユダヤ人はアシュケナージユダヤ人です。専門家によっては、彼らはハザール人とも言われています。本当にユダヤ人なのでしょうかね。

 

 

さて、この「ディスペンセーション主義」について記述から読み解きますと、まるでユダヤ人はキリスト(メシヤ)を信じていなかったことがエルサレムが崩壊し、イスラエルの民が全世界に離散したかのように書かれています。

 

歴史事実とは異なることが「5.律法の時代」に記載されています。

 

見てください。

 

「5.律法の時代」イスラエルはメシヤとして来られたキリストを拒絶したので、神のさばきをもたらし、エルサレムは崩壊して、イスラエルの民は全世界に離散したとされています。

 

つまり、神からの罰のような。

歴史的に観点から鑑みますと、かなり歪曲した捉え方です。

 

イスラエルの民が離散せざるを得なかったのは、何度も外国からの侵略を受けたことによるものです。

 

前1世紀のローマ帝国からの征服された時には、特に広く離散しています。

 

旧約聖書からは、なかなか約束の地へ行けず、約束の地でようやく過ごせても、また奴隷としてエジプトに行かなければならなかったりということが書かれています。

 

そして、アッシリアからの征服やバビロンからの征服など、イスラエルは分割したり侵略されたりと国を失っています。

 

旧約聖書からは、「偶像崇拝」こそが滅びの道とされています。

 

キリストを信じなかったから、エルサレムが滅びたは、言い過ぎだし、違います。

歴史の誤認識と言わざるを得ません。

 

しかし、「ディスペンセ―ション主義者」からすると、ユダヤ人はキリストを受け入れないことには、キリストに従わなければ、悪霊は蔓延り、サタンも蔓延るようになると言いたいに察します。

 

新約聖書の「使途言行録2章」に以下のようなことが書かれています。

 

23 このイエスが渡されたのは神の定めた計画と予知とによるのであるが、あなたがたは彼を不法の人々の手で十字架につけて殺した。

 

36 だから、イスラエルの全家は、この事をしかと知っておくがよい。あなたがたが十字架につけたこのイエスを、神は、主またキリストとしてお立てになったのである」。
37 人々はこれを聞いて、強く心を刺され、ペテロやほかの使徒たちに、「兄弟たちよ、わたしたちは、どうしたらよいのでしょうか」と言った。

 

8 すると、ペテロが答えた、「悔い改めなさい。そして、あなたがたひとりびとりが罪のゆるしを得るために、イエス・キリストの名によって、バプテスマを受けなさい。そうすれば、あなたがたは聖霊の賜物を受けるであろう。


39 この約束は、われらの主なる神の召しにあずかるすべての者、すなわちあなたがたと、あなたがたの子らと、遠くの者一同とに、与えられているものである」。


40 ペテロは、ほかになお多くの言葉であかしをなし、人々に「この曲った時代から救われよ」と言って勧めた。

 

現在のユダヤ人にこの「使途言行録」に書かれているようなことを求めているのでしょうか。

 

とにかく、この「ディスペンセ―ション主義」と誤った歴史認識により、現在のイスラエルは、ややこしいことが起こっていることは事実のようです。