レッドソックス松坂が地元ボストンでのマリナーズ戦でメジャー二度目の登板を果たした。


戦前からのメディアの論調や世間の注目は、松坂vsイチローの「夢の対決再び」一色。


結果から言うと、松坂はイチローを無安打に抑え、7回3失点と好投したが打線が沈黙し負け投手となった。相手投手が良すぎた、仕方ない、という部分もあるだろう。


しかし、


「肉を切らされ骨を截たれた」 という感じを受けるのは自分だけだろうか・・・。



松坂はイチローに対してはほぼ完璧に近いような投球をしていたが、イチローに集中しすぎるあまり、その後の打者に高めに浮いた球を痛打されての失点だった気がする。


イチローとの対決はまさに夢の対決だったが、本当の意味での勝負にも勝って欲しかった。



松坂にとってシーズンの序盤にこういう経験が出来たことは非常に大きかったのではないかと思う。プレーオフに入ってからの絶対に勝たなければならない試合の中で必ず生きてくるように思う。


絶対に勝たなければならない試合で、例え一人のバッターにやられようとも、勝負をトータルで考えながら最終的にゲームには勝っている、という状況を作り出せるピッチャーがメジャーの中でも超一流なのだと思う。


松坂はそんな投手になる存在だと思うし、それがまたイチローとの対決をさらに価値のあるものにさせると思う。