プロ野球のパ・リーグが開幕する。今年からセ・パ両リーグでプレーオフ制度が導入されるなど楽しみもあるが、正直なところ2月のキャンプに始まり、いつまで練習試合ばっかりやっとんねん、という感じである。
そして西武の裏金問題に始まったプロ野球界の最近のいきさつを黙って見ていたが、相変わらずだなあという印象が強い。
プロ野球界が大事な何かの決断を迫られている時、ニュース映像などで見るのはかなり年配のオッサンばかりなのはなぜだろうか?
今回のドラフトの希望枠撤廃も相変わらずの歯切れの悪さで先送りとなった。どこか日本の政治と似ているというか、不祥事を起こす企業のイメージと重なる気がするのは自分だけだろうか・・・。
2月いっぱいはキャンプ取材で宮崎へ行っていた。ジャイアンツとライオンズの担当で、毎日取材をしているとそれなりに愛着も湧いた。
ライオンズは、選手と報道陣の距離が近くて取材しやすく、選手たちで地元の小学生とドッチボールを企画したり、気軽にサインに応じたりと良い印象を持った。
ジャイアンツはというと、プロ野球人気低迷のこの時代でも、どこか「取材させてやっている」、「サインしてやっている」という感じがあり、現在でもジャイアンツの選手たちは自分たちが強くなれば、無条件でまた以前のような人気が復活すると錯覚しているようだった。
そういう感覚を、年齢が自分と同じか少し下の選手でさえも持っていることに少し驚いた。外部との接触を持つことのない野球エリートの集まり、という印象が残った。
人気低下や裏金問題など、プロ野球を取り巻いている問題は、現在では機能しなくなっている旧来のパラダイムに支配されていることに起因する。
野球は本当におもしろいスポーツである。プロ野球選手は本当にすごい。
しかし現在の世の中には、スポーツに限らずとも野球と同じかそれ以上のインパクトやカタルシスをもたらすものが多く存在しているし、物事に対する新たな価値観も日々生まれている。
「リアル」なものであること、「フェア」なものであること、これらが強く求められている気がする。
野球界にもさらなる進化が求められる時代であることを認識してほしい。そしてそこには瞬発力とかスピードが必要であることも早く理解してほしい。