出版界における”80点主義” | 文章力アップの革命塾! 上手な自己主張でチャンスを生かせ!

出版界における”80点主義”

みっくんです。

その昔、トヨタの作るクルマは

総じて”80点主義”といわれました。


これ、外部からの評価と思われがちですが、

実は当時、カローラの開発主査が発した言葉です。

「落第点があってはいけないのが80点主義ですが、

全部が80点でもだめで、90点を超えるものが

いくつかなくてはならない」
が彼の言わんとする主旨。


まあ、我々にしてみれば、

「全力を出さなくても、まあまあ合格点を

与えられる商品が仕上がればいいんだよ」を

80点主義を解釈しがちです。

そもそも100点満点の商品を作り出そうというのが

無理な話なんですから。


出版界に置き換えると、80点どころか

60点、50点、40点の時もあります。


というよりも、いろいろなしがらみが

ありますから、担当者の努力だけでは

どうしようもない時があるのです。


たとえば、カラーで見たい内容の本でも

モノクロの予算しかなければ、

その本意は読者へ伝わりません。



本の体裁って、担当者の意思だけでは

どうしようもない時があります。


「カバーは特色2色、マットでね」なんて

装幀デザイナーから依頼されることがよくありますが、

業務部がはじくソロバンではNGになることもあります。


ちなみに”特色”とは、キラキラ輝く金銀のインクとか

蛍光色のインクを使用したもの。それを2つ加えるという意味です。

マットとはビニールコーティング加工の一種で、

ツヤを抑えた加工のことです。


書店に並ぶ本のカバーデザインを思い起こしていただくと、

「ああ、あの手の本ね」とおわかりいただけるかと思います。


このような加工(特色)は、当然、プラスアルファの

予算がかかるわけですから、

要望が却下されることもも多いにあり得るわけです。



そのほか、営業の都合から

「あと1ヶ月でなんとか市場へ流してくれ」なんて

ムチャクチャな要求を聞き入れなければ

ならないこともあります。


そんな時は、編集担当が

80%以上の努力をしても

マイナス要因に足をひっぱられて

完成度が60%、50%にダウンしてしまうことも

あり得るのです。


ですから、みっくんの場合は

80%以上、85~90%くらいで

仕上がったら、それはそれは

満足度の高い本となるわけです。


それはそうと、ただいま手がけている本は

仕上がり度90%以上!

近々にご紹介しますね。