大手ホテルのレストランで偽装事件。

何やってんだか…。
食いしん坊としては、かなり腹立たしい事件だ。

ホテルレストランに関わる仕事を長年やっていたから、
彼らがどれだけ真剣に「食」に取り組んでいるのか、
おいらは目の前で見てきた。

仕入れ担当は、ほとんどホテルにはいない。
全道各地を飛び回って、旬のもの、
より安全で安心して口に入れることのできる食材を探し回っていた。
料理長は、それら食材を、
どうすればおいしい料理にできるか毎日が戦いだった。

そこには「味覚」は当然あるが、
「原価計算」との戦いもあった。

管理者から「おいしいけど、原価に問題ある」と言われたら、
量を減らす、代替えを探すなど、
あらゆる努力をしていた。

そして、総料理長がすべてをチェックしていた。

決して、ごまかしたり、偽装したりすることはなかった。

真摯なレストランて、そういうもんでしょ?

ホテルのレストランは、
おいらには「ハレ」の場だ。
普段着ない一張羅でおめかしして、
緊張しながらも、その空間を味わって、
めったに経験できない時間を楽しんで、
それを、後からなんどもかみしめて、
「その話、何度も聞いたよ」と言われても、
何回も、何回も繰り返し、
その時の料理やおいしかった話をする。
そういうものなのだ。


偽装なんて、はんかくさいにもほどがある。



したっけ。