道産子がみんな、
ウインタースポーツが得意で好きだと思ったら
大間違いだ。

確かに小学校の頃から、
体育の授業でスキー学習があった。
道東の子ならスケートだ。
だがしかし、
おいらは、スキーが大嫌いなんだ。

寒い、重い、楽しくない。

学校のスキー学習は、
多少山の天候が悪くても滑らなければならない。
吹雪の中で、何やってんだ?と子供心に思っていた。
また、おいらの時代は、
リフトやゴンドラなんて使わせてもらえず、
自力で斜面を登らねばならない。
せっかく登ったと思ったら、
あっという間に滑り降りる。

ああ、無情。

道具のスキーは、
新品を与えてもらったことがなく、
お下がりしか使ったことがない。
周りのみんながグラスファイバーだの
なんだのと言っている時に、
時代遅れのモデルを持たされた
子供の気持ちを考えてみてくれ。
身長150㎝しかない時に、
170㎝のスキーって、おかしいだろ?

滑れないわけではない。
スキー学習は、
レベル別にグループが編成されるのだが、
そのレベル検定の時に、
たまたま上手に滑れたものだから、
上級コースに入ってしまったのが運のつき。

藻岩山うさぎ平。
あんなコブだらけの斜面を
降りられるわけがないだろ!
スキーシーズン中、
おいらはその斜面をスキー板ではなく、
スキーウェアで滑った。
毎度毎度、先生に怒られ、友人に笑われ、
下のクラスに行かせてくれと懇願したのに、
定員オーバーだからダメと一蹴。

仕方がないから必殺技を使った。
その技とは、
「鉄のプルークボーゲン」。

この技さえあれば、
ニセコの東山やアンヌプリのてっぺんからでも、
ちゃんと降りて来られる。

ただし、周りのスキーヤーには、
ものすごく迷惑をかける。
100kmの高速道路を40kmで走るようなもんだ。

スキーには、いい思い出が一つもない。

あれは、
するものではなく見るものだ。