たまーに参加するバスケに、
2~3度誘ったことのあるヤングマンに、
久しぶりに会った。

いや、会ったというか、
おいらは最初、
彼がいることに気付かなかった。

なぜって、
チャラ男の王道まっしぐらだったくせに、
普通のサラリーマンになっていたからだ。

昭和最後の年に生まれた彼は、
美容系専門学校に進学した…にもかかわらず、
なぜか料理に目覚めたらしい。
そして、ずっと続けていたサッカーに、
どれほどの自信を持っていたのかはわからないが、
「俺、ちょっと、イタリア行ってくるっす」と
単身イタリアへ。
イタリアで料理修業をしながら、
サッカーも続けていたそうだ。

帰国後、どこに就職するでもなく、
彼曰く。
「俺、明るいニートっすから」と
適当にアルバイトなどをしながら、
チャラチャラと生きていたようだ。

その外見も、
「あー。いるいる。こんなの」と
誰もが認めるチャラ男。
金髪、M字バング、
てんっぺん盛り、一部逆毛。
ボトムは当然、ずり落ちそうなくらいの腰履きだ。

口をきけば、小生意気な口調で、
語尾は「~っす」が基本形。
当然、おいらに対してもタメ。

ああ、この子は、
ちゃんと世の中を渡っていけるのだろうか…と
本気で心配したこともある。

それが、約1年ぶりに出会ったら、
「なんということでしょう!」だ。
まるで、劇的ビフォー・アフター。

「編集長、俺です。○○です」と
本人が名乗っても、
「うそつけ」と本気で思ったくらい。

きちんとスーツを着て、
髪も黒くもどし、
今時のさわやか系ヤングマンに変身していたのだ。
言葉づかいもしっかりしたものだった。

ひゃー。
驚いた。

こうやって、
男の子は大人の男になっていくのかね。