クライアントと時間をかけてつき合って、
自ら築き上げた信頼関係を、
ヘラヘラしながら、
「無理ですぅ~、そんなの。
絶対できませんよ~」のひと言で、
いとも簡単に断ち切ってきた大バカ者がいた。
しかも、具体的な内容を確認せず、
上っ面の情報だけで断ってきた。

おいらは、年頭から
「優しい編集長キャンペーン」を
好評につき継続実施中なので、
注意を促すことはあっても、
頭ごなしに叱ることはないのだが、
今回は本気で腹が立った。

君は、2年もの歳月をかけて、
そのクライアントと人間関係を築いてきたんじゃないのか?
クライアントは、
君を信頼して、君を名指しで、
仕事の依頼をしてきたのではないのか?

信頼され、頼られた時、
君は、自分の仕事を誇りに思うべきではないのか?
「やった!」という達成感に満ちあふれる瞬間ではないのか?

それを、
無理です。
できません。
と簡単に断る無神経さが、
おいらには全く理解できない。

その仕事が無理なら、君は何がしたいのか?
というおいらの問いに、
大バカ者は答えた。
「取材して、原稿を書きたいです」。
なので、おいらは転職を勧めた。
「『じゃらん』に行け」と。
しかし、君の書く原稿が、
『じゃらん』で通用するとは思わない、ということも告げた。
そして、会社の中で、
君が仕事を断ったり、選んだりできる立場ではないことも告げた。

そこで、大バカ者は、
ようやく自分が言ってしまったひと言の重大さに気づいたようだ。

おいらだって、こんなキツイことは言いたくはない。
言われた大バカ者もこたえるだろうが、
言うおいらは、もっと凹むんだ。
ふかーく落ち込むんだ。
お願いだから、
おいらに、言わせるなよ…。

そして今日、その大バカ者は、
再度クライアントへ出向き、
詳細な内容をヒアリングしてきた。
結果、「できる」ということになったようだ。

ほら、見ろ。
やればできるんだから。

もー。