何気ない日常を淡々と描いた、この映画。
ですが、キャストを見ると何かありそうな方ばかり。
小林聡美さん、もたいまさこさん、片桐はいりさん。
ん〜、どうやらフツーじゃなさそうな匂いが…
そんな期待を思いっ切り裏切って、淡々と終わってしまったこの映画
何か盛り上がるようなハプニングがある訳でもなく、ただ日常を送るだけの日々、、、
お話は、フィンランドで「かもめ食堂」という食堂を経営しているサチエ(小林聡美)が、ひょんなことからミドリ(片桐はいり)と出会い、食堂を手伝ってもらうことに。
その後、偶然にお店を訪れたマサヨ(もたいまさこ)とも親しくなり、マサヨもまた食堂を手伝うことに。
地元の人達との交流や日常を描いた作品です。
と、書いてしまえばすぐに終わってしまうような内容なんですが、本当に何も起こらない映画なんです
観ている最中に、「この映画の落とし所はどこなんだろう?」とか「どうやって終わるのか?」などと考えてしまい、もたいさんがただトランクを開けるだけのシーンなのに、「死体が入ってるのかも」などと、変な期待をしてしまったりして。(もちろん、そんな話ではありません)
ですが、役者陣の演技のうまさと、最初から最後までまったりとした雰囲気で満たされていて、何かいい
それで、小林聡美さんの笑顔が『3年B組 金八先生』の時と変わらず可愛らしくてすごくいい
特にお疲れの金曜の夜に、まったりと観るのもいいかもしれません。
癒されたい方におススメです
刺激の強い映画は脳にも精神的にも良くないような気がして、最近ではのんびりと観られるような映画や、過激なシーンのない映画を好んで観るようになったので、私にはピッタリな映画だと思いました
多分好き嫌いがはっきり分かれる映画だとは思いますが、私もこの歳になったからこのまったり映画の良さが分かるようになったんじゃないかなぁと思います
ただ、非常にいい映画にも関わらず、大変申し上げてにくいのですが、どう見ても片桐はいりさんがナンチャンにしか見えず、話とは関係なくそこが個人的にはおかしかったかなぁと。。。(ごめんなさい 笑)